意識を向けると細かい違いを見分けられるようになります。
最近、夫婦でキャンピングカーを買おうか、と話をしていて、いろいろと下調べをしています。
生体腎移植が済んで、透析生活から解放されると旅行に行きやすくなるからです。
ベースの車は、トヨタのハイエースがいいね、ということになりました。
子どものころから、メルセデスベンツに憧れがある私は、いつかは乗りたいと思い続けています
なので、街中でメルセデスベンツが走っているといち早く気がつきます。
他の人が気づかなくても、私は気付きます。
そして、キャンピングカーを検討し始めた私は、街中のハイエースにも気付くようになりました。
興味のない人には、日産のキャラバンもトヨタのハイエースも区別が付かないでしょう。
同じトヨタでも、ハイエースとタウンエースとライトエースの違いも分からないかもしれません。
でも私は、ハイエースの標準ルーフなのか、ハイルーフなのか、ミドルルーフなのか、区別ができるようになりました。
標準幅のボディとワイドボディの区別も付きます。
このように、意識を向けているもの(焦点を当てているもの)には詳しくなり、細かい違いも分かるようになるのです。
同じようなことが、言語にも当てはまります。
日本語には、雨を表す(区別する)言葉がたくさんあります。
「小雨」「霧雨」「雷雨」「五月雨」「氷雨」「豪雨」「時雨」」「春雨」・・・
雨の降り方や量、季節によって、細かく呼び方が区別されています。
雨が少ない地域の言語には、これほどたくさんの言葉はありません。
日本は雨が多いから、意識も向かうし、細かく区分することが生活に役に立つのですね。
一方、砂漠地域の言語(アラビア語)には、ラクダに関する言葉が多いのだそうです。
「ハワール」は、6ヶ月までのラクダを指し、
「マフルード」は、1年までのラクダ、
「ジャマル」は、8歳以上のオス、
「ハファド」は、荷を運ぶラクダ、
「ジャフール」は、なんでも恐れる臆病なラクダ
・・・
というように、雌雄や年齢、役割、性格などで区別できる言葉があるそうです。
それだけ、ラクダに意識が向いていて、細かく区分することに意味があるのでしょう。
何かに詳しくなりたければ、興味を持って、意識を向けると良いですよ。
というお話でした。
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