6.1 お客様に伝わるもの
アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士の
「メラビアンの法則」によると、
話し手が聞き手に与える影響の大きさは
・表情や身振り手振りなどのボディランゲージ(視覚的な情報)
55%
・声のトーンや質、抑揚、リズム(聴覚的な情報)
38%
・話す言葉の内容(言語的な情報)
7%
なんだそうです。
言語的な情報は、たったの7%なんです。
2021.03.19
メラビアンの法則
アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士が行った心理実験で分かったことです。 「好意」「嫌悪」「中立」の感情を、どんな...
実体験として、
メールでのコミュニケーション(言葉・文字だけ)より、
電話でのコミュニケーション(言葉と声)、
電話でのコミュニケーションより、
面と向かってのコミュニケーション(言葉と声と見た目)
の方が伝わって来るものが多い、伝えるのも伝えやすい
というのは納得していただけるのではないでしょうか。
具体的な例を出してみましょう。
例1:
お友達が何だか冴えない顔をして現れました。
あなた:「どうしたの?」
お友達:「何だか、ひざ(膝)が痛くて」
と、腕の真ん中の折れ曲がる関節の辺り(つまりは、ひじ(肘))
をさすりながら言いました。
このときあなたは、お友達が痛がっているのは
ひざ(膝)だと思いますか? ひじ(肘)だと思いますか?
おそらく、膝とは言っているけれど、
実際には肘をさすっているから、痛いのは肘だと思いますよね。
そして、膝と言っているのは言い間違いだと思いますよね。
当のお友達も、言い間違いに氣付かず、肘が痛いと思っているはずです。
ほとんどの場合、言葉での表現は間違えていても、
ボディランゲージは間違えていないのです。
そして、そのボディランゲージの方が正しいと受け取るものなのですね。
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