私のサラリーマン時代にこんなことがありました。
あるとき、唐突に当時の上司である課長から
「木村くん、先月は何時間残業した?」
と聞かれました。
そのとき、私は答えに窮してしまいました。
- 「もっと残業を減らしなさい。」
- 「残業しないようにしなさい。」
などと注意されるのではないか、という恐れを感じてしまったのです。
責められるのではないか、という恐怖を感じてしまったのです。
私の残業は少ない方(月に10時間くらい)だったので、やましいことはなかったのですが、恐怖を感じてしまいました。
後から分かったことですが、残業代の予算を組むために、
「実績を知りたい」
という、部長からのリクエストに応えるために、課長が集計していただけのことだったのです。
そのことを知って私は、ホッと安心しました。
今の私ならば、当時に比べて、年齢も経験も重ねているので、
「それを知りたい理由はなんですか?」
と聞き返すことができますが、当時の若い私にはそれができませんでした。
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