コミュニケーションは自分を映す鏡

コミュニケーションするときに、
どれだけ自分のことをさらけ出すことができますか?

またまた人間観察の話題です。

いつも透析をしているクリニックのスタッフのことです。
数ヶ月前に転籍してきた若めのスタッフです。

そのスタッフは、心の声(心の中で思ったこと)が
口から漏れてしまうタイプなのです。

それどころか、
心の声を人に聞いて欲しいと思っているかのようなのです。

何かビックリしたことがあると、
「わっ、びっくりした」
と声に出してしまうだけではなく、

「ねぇねぇ、今、びっくりしちゃった。」
と他のスタッフに声をかけて、
何にびっくりしちゃったのかを
説明し出してしまうくらいです。

自分の家族の失敗談など、
プライベートのことも
平気でしゃべってしまうのです。

私は、必要がある時以外は、
プライベートのことはあまり話さないタイプなので、
聞いているコチラが恥ずかしくなってしまうくらいです。

それでも、そのスタッフは楽しそうに、
恥ずかしがる素振りもなく、お話しするのです。

そして、最近気付いたのは、
他のスタッフの私語が増えてきたということ。

私語といっても、悪い意味ではなく、
会話が増えて、透析室が楽しそうな
明るい雰囲気になってきているということです。

件のスタッフと話している相手が
良く話をするのは分かりますが、
そうでない会話も増えているようなのです。

何が言いたいのかというと、
自分をさらけ出し、隠し事なく、何でもオープンに話をする人には、
相手も同じように、オープンに話をするようになるもんだ、
ということです。

それが、巡り巡って、職場全体に影響が出ているのです。

」「

職場全体でラポールが出来上がり、ペーシング・ミラーリングが自然と成立しているのでしょう。

」「

やはり、必要最低限の事務的な話しかしない人には、
相手も必要以上の話をしようとは思いません。

このように、コミュニケーションとは、
自分が映し出される鏡のようなものだと思ったのです。

私が学んでいる心理学では、
意識しているか、そうでないかは抜きにして、
うまく言っている人のパターンを意識的に真似してみて、
欲しい結果を早く手に入れよう、という考えなのです。

早く友達を作りたいなら、
早く友達を作っている人のパターン
(自分をオープンにさらけ出す)
を意識的に真似してみる。
ということです。

もちろん、今は友達を作るときではない
というならば、意識的に逆をやってみれば良い。
ということです。

私がセミナーでやることは、
「こうやるといいですよ。」
「こうしてくださいね。」
というものではありません。

「そうすると、そうなります」
「こうすると、こうなります」

今、あなたが欲しい結果はどちらですか?
それに合った方を選んでやってみてくださいね。
ということです。

選択の自由度が上がると、
楽に生きられるようになりますからね。

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