コミュニケーションミス

今日、友達と車で移動しているとき、私が運転手、友達がナビ役を
していました。
そのときにコミュニケーション上の典型的なミスがありました。
大きな問題になるようなことではなく、二人で笑ってしまった
程度のことだったのですが、そのお話を書きますね。
コミュニケーション上のミスが大きな問題になることもあるので、
みなさんはお氣を付けくださいね。

笑ってしまったのが、二つありました。

1.助手席の友達が「そこを右に」と言いました。
  友達は道を少し先まで見通していて、
  信号のある交差点を意味するために、「そこ」
  と言いました。
  私は、「そこを右に」と言われて瞬間に、目の前にあった
  信号のない小さな交差点を右折して細い路地に入ろうと
  しました。
  友達は慌てて、「そこじゃない」と言いました。

 (教訓1)
   コミュニケーションの前提として、お互いが共通の認識を
   しているかどうかを確認することが大事。
   お互いの視点や考え方が違うと同じ言葉でも指し示す内容が
   異なる場合がある。お互いが指し示しているものが同じで
   あるか否かを確認しながら話をすることが大事。
   特に、「そこ」「あそこ」「それ」「あれ」などの指示代名詞は
   立場や視点によっては違うものを指してしまうことがあるので
   要注意。
   
2.助手席の友達が、「次の信号を右に」と言いました。
  ところが方向を指し示している手は明らかに左を向いていました。
  私は、言葉とボディランゲージの不一致に氣付きました。
  このようなときほとんどの場合は、言葉が言い間違いで、
  ボディランゲージが正しいことを知っていた私は、
  彼に念を押しました。
  「ホントに右でいいの?」
  3回聞いて、3回とも自信たっぷりにYESの返事があったため、
  今度はその自信たっぷりさに、私は右折車線に入ろうとしました。
  友達は慌てて「ちがう!」と言いました。

 (教訓2)
   最初に考えた、言葉とボディランゲージの不一致は
   やっぱりボディランゲージが正しかったんだ。

 (教訓3)
   人は自信たっぷりに言い切られるとそれを信じるものである。
   極端な話、間違っていることでも自信満々で話されると
   ホントだと思ってしまう。
   だからホントに伝えたいことは、自信を持って言い切るのが
   大事。

 (教訓4)
   人は自分が間違っていることに氣付きにくい。
   氣付かせてあげるには、具体的に話してあげるのが良い。
   今回の例では、「ホントに右でいいの?」の質問では
   相手に言い間違いに氣付かせることができていない。
   「右って言いながら、手は左を指してるけど、ホントはどっち?」
   と質問していれば、正しい情報をすぐに得られただろう。

いかがだったでしょうか?
今回の例は、笑って済まされるちょっとしたことですが、
状況が状況の場合には、取り返しのつかないことにもなりかねない
コミュニケーションの典型的なミスでした。

ありがとうございます。

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