水の流れ(位置エネルギー)

内容:

物体が「ある位置」にあることで物体にたくわえられるエネルギーのことを
位置エネルギーという。

通常、位置エネルギーと言えば、重力による位置エネルギーのことを言い、
位置エネルギーEは、物体の質量mを、重力加速度(定数)をg、高さをhとすると、

E=mgh

となる。

【補足説明】
・位置エネルギーは、物体の質量が大きいほど大きくなる(比例)
・位置エネルギーは、物体の位置する高さが高くなるほど大きくなる(比例)

そして、位置エネルギーが高いと不安定で動き出そうとする性質がある。

解説:

比喩的な表現をすれば「高いところにある水は、低いところに向かって流れよう
とするエネルギーを持っている」ということ。

そして、水の量が多いほど、流れようとするエネルギーは大きい。
また、位置が高いほど、流れようとするエネルギーは大きい。

教訓:

コミュニケーションにおいて、自分の思い、意見、考え方、理念、ポリシーを
相手に伝えて賛同を得ようとするとき、

水の量を思いの強さ、
水のある高さをテンションの高さ
流れようとするエネルギーを相手に与える影響度(思いの伝わり具合)

と喩えてみると、

・伝えたい思いが強いほど、相手に与える影響度(思いの伝わり具合)は大きい。
・思いを伝えるテンションが高いほど、相手に与える影響度(思いの伝わり具合)
が大きい。

反対に、相手の思いより自分の思いが弱いとき、思いを伝えるテンションが低いとき、
相手の方から自分の方に流れが起こり、相手の思いに流されてしまう。


但し、伝えるときの注意として、

・相手と比べて、思いがあまりにも強すぎると、洪水のように相手を押し流してしまう。
・相手と比べて、テンションがあまりにも高すぎると、その思いは滝のように流れ、
相手を激しく打つ。

というように、逆効果の場合もあるので調整が必要。

適切に調整して臨めば、自分の思いは相手の心に穏やかに流れ込み、浸透する。


【教訓】
・伝えたい思いがあるときには、相手より少し強い思いで伝えよう。
・伝えたい思いがあるときには、相手より少し高いテンションで伝えよう。

そうすれば、自分の思いは相手の心に穏やかに流れ込み、浸透する。

仲間を巻き込んで、チームを作り、大きな仕事を成し遂げようとするときなど、
リーダーになる人は心得ておきたい法則です。
【類似する宇宙の法則・自然の摂理】
○熱力学第二法則
熱が低温の物体から高温の物体に自然に移動することははい。

つまり、熱は高温の物体から低温の物体に移動する。

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