以前、クライアントさんからの相談で、
「うちのスタッフが、『自分は正しい』が強くて、扱いに困っているんです。」
というものがあった。
スタッフの「自分は正しい」に困っているということは、クライアントさんはスタッフは間違っているのに正しいと思っているから困っているということ。
スタッフは間違っているということは、クライアントさん自身が正しいと思っているということ。
クライアントさんが「自分の正しさ」を譲れないから、スタッフさんが間違っていると感じるのである。
スタッフさんの「自分は正しい」に困ってしまうのである。
スタッフさんが、クライアントさんの鏡像になってくれているのです。
鏡の法則とはよく言ったもので、「相手の正しい」が気になるということは、「自分の正しい」が強い証拠なのです。
問題は、スタッフさんにあるのではなく、クライアントさんの中にあるのです。
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