「思考の癖/クセ」は自らを強化していく。

繰り返すこと・強い刺激を与えることで、脳細胞の伝達経路が複数になり、太くなっていく。

そして、信号が速く伝わるように、伝達経路が短くなっていく。

それはあたかも、草むらの中にできる獣道のようだ。

小動物が繰り返し、繰り返し通ることで、草が倒され、地面が固められて、通りやすくなっていく。

ときには、大きな動物が一気に、草をなぎ倒していく場合もある。

そうして幅は広くなり、まっすぐになっていく。

一方、癖は無意識に繰り返してしまうものである。

繰り返せば、繰り返すほど、脳細胞の回路は最適化されていき、容易に再現しやすくなっていく。

それは、野球少年が毎日素振りをするようなものです。

素振りを繰り返すことで、バッティングフォームが安定し、素早く振れるようになっていきます。

最初は、どうやって振るか考えながら振っていたものが、だんだんと何も考えずに体が動くようになっていく。

体が覚えるという状態です。

このことと同じように、癖は無意識のうちに繰り返すものなので、それ自体が強化されていく。

クセはインパクトがあることなので、繰り返さなくても少ない回数(一回でも)伝達経路が最適化されることがある。

大きな動物が獣道を作るようなことだったり、ブルドーザーで一気に人や車が通れる道を作るようなことだったりする。

やはりこちらも、クセがクセ自体を強化する性質を持っているのである。

自分では気づいていない癖/クセが、あなたが気づくまでそれ自体を強化し続けているのである。

良い癖/クセならば良いが、自分や周りに悪影響を与えるような癖/クセならば、早く気づいて矯正するのが良い。

自分では気づきにくい・気づけないのが癖/クセの特徴でもあるので、第三者の力を借りるのも良い方法である。

関連記事

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP