1つのアイデアを育てるか、たくさんのアイデアを試すか

1980 年代のアイドルと 2010 年代のアイドルの売り出し方の違いについて、私の独断と偏見を含めて考察してみたいと思います。

1980 年代のアイドル

1980 年代は、事務所なり、レコード会社なりが、この人はと思う人を選んで、しっかりとレッスンをして、歌手・アイドルとしてデビューさせていました。

なので、ほとんどが1人で歌を歌っていました。

しかし、プロが寄ってたかって育成してデビューさせたとして、売れずに消えてしまう人もたくさんいました。

売れたとしても、聖子派か明菜派か、のように趣味趣向によってファン層が分かれてしまいました。

2000 年代以降のアイドル

厳密には、もう少し前からかもしれませんが、2000 年代以降は、アイドルになりたい人を集めて、ある程度オーディションをしてふるいにかけて、グループとしてデビューさせることが多くなりました。

デビューに向けて、もしくはデビューしてから、メンバー間での切磋琢磨やファンの応援によって成長していくという面があります。

好みが多様化してきているので、プロの目利きでも、売れる・売れないの判断がつきにくくなってきたせいもあるでしょう。

また、グループ内に、いろんなタイプの人がいるために、80 年代のように聖子派か明菜派かと分かれてしまったとしても、いずれの同じグループのファンということになります。

つまり、ファン層の取りこぼしを少なくすることができるという狙いもあったと思います。

そして、グループの中で特に人気が出てくると、ソロデビューしたり、卒業したりして、単独のアイドル・歌手・俳優として活動していくことになります。

まとめ

1980 年代のアイドルは、少なく産んで、大切に育てる「哺乳類タイプ」。

2000 年代以降のアイドルは、たくさん産んで、少しでも生き残らせる「魚類タイプ」。

という考え方なのかなぁ、と思いました。

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