幸運と不運

ときどき見かけるのが、川の上流に幸福が、下流に不幸があると勘違いしている人。
上流に船を進ませようと、一生懸命オールで漕いでいる。
漕ぐのをやめると下流 = 不幸に流されてしまうと思って、休まず・休めず、がんばり続けている。

私が考えている幸・不幸論はこうだ。
ときには、川の右のほうに幸福があって、左のほうに不幸があることがある。
ときには、その逆のこともある。
オールは上流に船を運ぶために使うのではなく、川の流れに乗りながら方向を変えるために使うものなのだ。
ときには、一生懸命オールで漕いで方向転換しないといけないときもあるだろう。
ときには、何もしないで流れに任せていれば、良い結果にたどり着くこともあるだろう。
そうやって、海に向かって流れて(流されて)生きながら、方向転換すること。
これが運命というものだと思っている。
流されていくというのは、年齢を重ねていくというのと同じ意味だ。

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