目標の3要素

目標、目標と言っていますが、いったい目標とはどういうものなのでしょうか?

目標には3つの構成要素が必要であると言われています。
 

a.具体的であること

仮に、あなたの願い事を叶えてくれる力を持っている人がいたとしましょう。

具体的であるということは、その人に願い事を叶えてくれるように
お願いしたときに、その人がどうしたら良いかが分かるようにしましょう
ということです。

例えば、あなたが渋谷にいたとします。
(都内の地理が分からない方には申し訳ないです。
渋谷と新宿は山手線で3駅7分、タクシーで渋滞がなければ15分くらいの
位置関係です。)

そこで、タクシーに乗り込んで、運転手にこう告げます。
「新宿に行ってください」

運転手はどう思うでしょう?
「新宿のどこ?」「新宿の駅?」「駅だとしたら何口?」と思うでしょう。

これでは、具体的とは言えないのです。

頼まれた人がどうしたら良いのか迷ってしまうようなお願いの仕方では、
具体的ではないということです。

誰が読んでも、聞いても、「なるほど、そういう風になりたいのね」と
間違いなく理解してもらえるくらいの具体性があった方が
良いということです。

b.期限付きであること

いつまでに、というのをキチンと決めましょう。
「いつか、こうなったらいいなぁ」ではダメなのです。
せっかく「こうなったら」を具体的にしても、
「いつか」ではダメなのです。

私は、あまり「ダメ」という言い方をしないのですが、
目標を達成したいのであるならば、「いつか」ではダメなのです。

理由はカンタン。
「いつか」という日はカレンダーにないのです。

カレンダーにない日ということは、
その日はいつまで経ってもやってこないのです。
実現する日が来ないなんてイヤですよね。

それでは、ダメです。

ということで、期限をキチンと決める方が良いのです。

  
c.紙に書いてあること

人間の脳は、質問をすると自動的に答を探し出してくれる、
というところで説明した通りです。
実は、目標と言った時点で紙に書かれている必要があるのです。
ですから、「目標を紙に書きましょう」というのは実は矛盾した言い方
なんですね。

」「

紙に書くことが、最初の現実化なのです。

目標が初めて形になるときが、紙に書いたときなのです。

」「

書き方としては、
「○○(期限)までに、~~(なりたい状態)になりたい」
ではなく、
(これでは、「なりたいと思い続ける人」
つまり「なれない人」になってしまいますから)

もうそれが達成されているように書くと良いですよ。
「○○(期限)に、~~(なりたい状態)になりました。」
とか
「○○(期限)までには、~~(なりたい状態)になっていました。」
とか
「○○(期限)には、~~(なりたい状態)です。」
という感じです。

私が2005年の年頭に書いた2005年の目標の一つは、
「2005年の年末には、彼女がいます。」と書きました。

実際、彼女いない歴○○年だった私ですが、
2005年の年末にまでに、
彼女ができて、年末時点でもお付き合いしていました。
(もちろん、今も続いていますよ。
この教材作成では応援してもらっています。)

     目標設定をするときには、この目標の3要素をキチンと抑えてくださいね。

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