まずは、こちらの相談について一緒に考えて行きたい。
- 自分が本当にやりたいことが分からない。
- 今やっていることが本当に自分がやりたいことなのか自信がない。
- 自分が本当にやりたいことができているのか不安だ。
- 自分が本当は何に向いているのかが分からない。
- 今やっていることが本当に自分に向いているのか?
- もっと自分に向いているモノがあるのではないか?
18歳から22,3歳くらいの年齢で社会に出るまでに、世の中にある仕事、職業と触れる機会と言ったら、親、親戚、兄弟、ご近所さん、自分がお客として行ったお店、テレビで見た、程度である。
あとは、就職活動中に接する、求人情報や先輩の話くらい。
世の中にゴマンとある仕事、職業の中で、知っている仕事、職業はホンの一握りである。
知っているモノしか選択肢にはならないので、そのホンの一握りの中から選ぶことになる。
しかも、知っている情報にしても、一部の情報でしかない。
表現されていない部分がほとんどである。
表現されている部分は、メインの部分に関してだけであり、その部分に関してでさえ全てが表現されているワケではない。
だから、実際その職業に就いてみてから分かるということがたくさんある。
傍から見ると華やかな職業でも、見えないところで過酷な作業をしていることは良くあることである。
そんな状況で、20歳前後のまだ世の中のことを知らない学生生徒に仕事を選べというのが酷である。
求職をしている側は、そのくらい開き直っても良いと思う。
冒頭の相談が、今までにアルバイトを含め、数百の仕事をやってきた人のモノであれば、話は違ってくるが、このような人の相談は今までに乗ったことがない。
せいぜい、数種のアルバイト、しかも、飲食か販売の仕事をした程度である。
かく言う私も、新卒のときは、「興味がある」「自分にできそう」という尺度で求人情報から選んだのである。
ちなみに、私は電気工学科卒で、コンピュータやオーディオに興味があったので、電機メーカーと音響機器メーカーに絞って情報を集めた。
私の就職活動の時期は、先にも話したとおり、ぎりぎりバブル期だったので、日本経済自体が拡大傾向だったので、多くの企業も拡大が見込めていたので、企業を選ぶに当っては単純に好みで選んでも大差なかった。
(注:入社 11 年目にしてその会社を退職しました。
その後、数年のうちに、分社だ身売りだと、だいぶ会社の様子が変わってしまったようです。)
今は日本経済自体が縮小傾向、もしくは、拡大も縮小もしていない均衡状況で、伸びている(伸びる)企業、衰退している(していく)企業が混交しているので、企業選びに慎重になるのは分かる。
分かるけれど、分かるけれど・・・
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