アクセルを踏み込む前に、ブレーキを緩めよう

もう、数年前の話ですが。

父が、セカンドカーとして、軽自動車を購入するということで、私もときどき借りる立場として、一緒にディーラーに行きました。

アクセルを踏み込む

休日ということもあり、父と母と私の3人でディーラーに行きました。

父は一度、一人で来店し、セールスパーソンと二人で試乗していました。

今回は、その担当のセールスパーソンは、来客対応中ということで、親子三人だけでお目当ての車の試乗をさせてもらいました。

母は運転しないので、今回は私が運転することになりました。

私の中では、

「最近の軽自動車は、小さくてもよく走る。」

というイメージがありました。

確かに、エンジンもよく回ります。

でも、加速が思ったより良くなく、エンジン音も、少々気になる大きさでした。

私の心の中では、

「軽自動車だからこんなものか。」

という感想でした。

満足ではないけれど、まぁまぁ合格点かなと。

父は、以前に乗ったときよりも、明らかにエンジン音が大きいことに、気付いていながらも、車中では、

「今日は3人で乗っているから。」とか、「母が重い」などと言って、笑っていました。

しばらくして、あることに気付きました。

それは・・・。

ブレーキを解除する

そうです。

サイドブレーキが、かかりっぱなしだったのです。

それまで私は、手で引くタイプのサイドブレーキの車にしか乗ったことがありませんでした。

今回乗ったのは、足で踏むタイプでした。

出発前に、そのことを父に教えてもらって、何度かサイドブレーキをかけたり、解除したりを試していました。

そしてその後、解除したつもりで走っていたのです。

車の立場で考えたら、いい迷惑ですよね。

サイドブレーキをかけたまま走らされた上に、

  • 加速が悪い
  • エンジン音がうるさい
  • 軽自動車だから仕方ない

などと言われて。

「こちとら、サイドブレーキがかかってても、がんばって走っとんねん!!」
(なぜか、関西弁)

って感じですよね。

さらに、母も

「重いからだ」

などと、濡れ衣を着せられて。

私は私で、いい気なものです。

  • 軽自動車だから仕方ない
  • 大人3人で乗っているから
  • 母が重いせいだ

と。自分が、サイドブレーキを解除し忘れていたのを棚に上げて。

サイドブレーキをかけっぱなしであることに気付いて、解除したあとは、加速はスムーズになり、エンジン音が小さくなったのは、言うまでもありません。

それどころか、想像以上の快適な走りで、もしかして、今乗っているファーストカーよりも良いのでは?

と思ってしまったほどでした。

軽自動車さん、ごめんなさい。

あなたのブレーキは解除できているか

さて、軽自動車があなた自身で、その軽自動車を、あなた自身が運転していると考えたらどうでしょう。

  • あんな風になりたい。
  • 叶えたい夢がある。
  • 達成したい目標がある。

と、前に進もうとして、アクセルを踏んで、エンジンをガンガン回しています。

でも、なかなか前に進みません。

もしかして、知らずしらずのうちに、自分で自分にブレーキをかけていませんか?

よくあるブレーキとして考えられるは、

  • 自分は何をやってもうまくいかない。
  • どうせ私は、この程度でしかない。
  • 私が成功できるはずがない。

などのような、思考の癖です。

このようにブレーキをかけたまま(思考の癖を持ったまま)、アクセルを踏み込んで、エンジンを回せば、少しは進むかもしれませんが、

「うんうん」

と唸るばかりで、なかなか前には進みませんよね。

そんなことが、長く続けば(なかなか目標達成できないなど)、エンジンはオーバーヒートしてしまいます。

あなたも疲れ果ててしまうことでしょう。

それよりも、なによりも、アクセルを踏み込む前に、ブレーキを解除すること(思考の癖を治すこと)を、考えてみたらいかがでしょうか?

そうしたら、あなたが本来持っている素敵な力を思う存分発揮できるのですから。

癖は、無意識に繰り返しているものなので、自分で見つけるのはなかなか難しいです。

思考の癖も同様です。

私は、思考の癖を見つけるお手伝いができます。

そして、見つけた思考の癖を治すお手伝いができます。

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