コミュニケーションの目的を達成するために大事なこと(コミュニケーションの構造)

コミュニケーションの構造を知る

コミュニケーションの構造を知っておくとは、コミュニケーションを改善するために役立ちます。
どの部分がうまくいっていて、との部分がうまくいっていないか、どこをそのままにし、どこを改善すれば良いかが分かるからです。

上図は、他者とのコミュニケーションの構造を簡略化したものです。

左側が自分。右側が相手。その中間部が外部世界です。

中間部の外部世界には情報や刺激が存在します。

自分の中で「思考」により、伝えたいことが生まれると、自分の「心理的フィルタ」を通して、「表現」として外部世界に出力されます。

「表現」は外部世界に出力(表現)された時点で誰のものでもなくなります。

その「表現」を、どのように解釈するかは、受け手に任されることになります。

相手は「表現」を相手の「心理的フィルタ」を通して、外部世界から入力します。

そして、相手の「思考」により解釈され、受け取られます。

それに対して、伝えたいことが生まれると、相手の「心理的フィルタ」を通して、「表現」として外部世界に出力されます。
自分は、相手の「表現」を自分の「心理的フィルタ」を通して、外部世界から入力します。
そして、自分の「思考」により解釈し、受け取ります。

自分や相手とは別の外部世界で発生した「出来事」に対しては、自分は自分の「心理的フィルタ」を、相手は相手の「心理的フィルタ」を通し、外部世界から入力し、それぞれの「思考」により解釈し、受け取ります。

ということなので、自分の「心理的フィルタ」と相手の「心理的フィルタ」が完全に一致していれば、自分が伝えたいこと相手が受け取ったことは完全に一致することになります。

また、相手が伝えたいことと自分が受け取ったことは完全に一致することになります。

また、自分と相手が同じ出来事を経験すれば、「受け取ったこと」は完全に一致することになります。

ところが、自分の「心理的フィルタ」と相手の「心理的フィルタ」が完全に一致していることはありません。

「心理的フィルタ」は、次に挙げる要素から作られているからです。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP