ラポールを築くための1つのスキルである「ペーシング」の解説をします。
ラポールを築くための基本は、相手と同調することです。
ペーシングは、話すスピードやテンポなどを同調させるスキルです。
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ペーシング(pacing)とは、ペース(pace)を合わせるということです。
相手が話すペース、考えるペースに合わせることで、心の安心・安全を伝えるということです。
相手の話すペースがゆっくりなときには、自分も相手の話すペースと同じくらいゆっくりなペースで話すように
します。
もし、あなたは普段、速いペースで話しているとしたら、ゆっくり話すのは苦痛かもしれません。
その場合は、相手と同じくらいのペースでなくても、あなたの中でのゆっくりペースで話してみてください。
逆に、相手の話すペースが速いときには、自分も相手の話すペースと同じくらい速いペースで話すようにします。
もし、あなたは普段、ゆっくりなペースで話しているとしたら、速いペースで話すのは難しいかもしれません。
その場合は、相手と同じくらいのペースではなくても、あなたの中での速いペースで話してみてください。
話すペースの速さの違いがある理由については、「五感の優位順」で解説します。
あなたの普段の話すペースが速い場合、ありがちな注意点があるので紹介しておきます。
もし、あなたが普段から速いペースで話す人ならば、特に注意が必要な場面があります。
それは、相手の話すペースがゆっくりなときです。
あなたは、自分のペースで話した方が、調子良く話せるはずです。
しかし相手はゆっくり話す。
すると、相手が話し終える前に、それを待てずに、あなたが話し始めてしまいがちです。
相手を急かす状態になってしまうことです。
話すペースがゆっくりなのは、決して、頭の回転が悪いのではなく、「五感の優位順」が違うだけなのです。
なので、急かす状態になってしまうと、相手は情報を処理しきれなくなってしまいます。
そうなってしまうと、伝わるものも伝わらなくなってしまいます。
コミュニケーションの目的は達成できなくなってしまいます。
少々、苦痛を感じるかもしれませんが、忍耐強く、柔軟性を駆使して対応してみてください。
話すペースを合わせるだけでなく、相槌のペースも合わせるように、意識してみてください。
相手の話すペースより、速いペースでの相槌は、相手の話す意欲を萎えさせます。
相手の話すペースより、ゆっくりなペースでの相槌は、相手の話す勢いを削ぎ落します。
ズレたタイミングの相槌も、相手の話す意欲を奪います。
「この人、私の話を本当に聞いているのかな?」
と思わせてしまいます。
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○それでそれで?んでんで?(興味を持って!)
→相手が気分良く話す。相手の思う事が気分良く引き出される。相手の自尊心を立てられる。
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