こんばんは。木村です。
昨日は、
「思考のクセ」を見つけるのは難しい
というお話をしました。
21の今回は、
「思考のクセ」を見つけるコツ
について説明します。
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「思考のクセ」を見つけるコツ
「小さな自分」=「思考のクセ」
は、見つかりそうになると、
・饒舌になる
・ごまかす(論点をズラす)
ということをします。
これは、「小さな自分」がカモフラージュするために、
今現在の自分の口を借りて行うのです。
それはまるで、ウソをついていたり、
隠し事をしていたりする人が、
聞いてもいないことをベラベラとしゃべったり、
自分のしていることを正当化したり、
言い訳したり、追求をかわすために論点をズラしたり、
ということをするかのようです。
それを見逃さなければ、
「小さな自分」の存在を見つけることができます。
そのためにも、「小さな自分」の口車に乗らずに、
本質を見抜くことができる他者の力を借りることは
とても有効な方法です。
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こうして、
「小さな自分」=「思考のクセ」
の存在を見つけることができたら、
次は、どんな「思考のクセ」を守っている
「小さな自分」なのかを探っていきます。
探っていくときの着眼点は3つあります。
【着眼点1】思考は現実化する
【着眼点2】繰り返し起こっている問題
【着眼点3】投影と相似
です。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
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【着眼点1】思考は現実化する
「思考は現実化する」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は、誤解されていることが多いので、
少し解説が必要でしょう。
ここで言っている「思考」とは、
「心の奥深いところで信じていること」
という意味です。
「心の奥深いところで信じていること」になるためには、
・長い間、繰り返し、繰り返し、考え続けて来たこと
・数は少ないけれども、とてつもなく大きなインパクトを
伴った考えであること
という必要があります。
「結婚したい」と言いながら、なかなか結婚できない人がいます。
「思考は現実化する」というけど、ウソじゃないか!
と言うかもしれません。
しかし、
表層の部分では「結婚したい」と言いながら、
深層の部分(心の奥深いところ)では、
「やっぱり一人の方が自由だし」
「結婚したら、遊べなくなっちゃう」
「他の人と一つ屋根の下で暮らすことが想像できない」
と思っていることがあります。
深層の部分(心の奥深いところ)で思っていることが
現実になっているのです。
このように、
表層の部分で思っていることと、
深層の部分で思っていることに
食い違いがあると、「願っても叶わない」状態になります。
人は、それを「問題だ」と捉えるのです。
そして、このとき深層の部分で思っていることが、
悪い「思考のクセ」ということになります。
もし、
表層で思っていることと、
深層で思っていることが
一致していれば、「願いが叶う」状態になります。
この状態を「問題」とは思いませんね。
ものごとが思い通りに進んでいる状態です。
喜ばしいことです。
このとき深層で思っていることが、
良い「思考のクセ」ということになります。
ということで、私は、「思考は現実化する」というのは
本当だという立場を取っています。
悪い「思考のクセ」を探るときには、
「過去に考えてきた思考が、今現実化している」
という視点で追求します。
「現実を観察して、思考を探る」のです。
上の例では、結婚したいと言っているのに、
結婚できていないとしたら、
心の奥深い部分では、結婚したくないという思考が渦巻いている、
と考えて、その思考を紐解いていくのです。
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今日は、ここまでです。
明日は、
【着眼点1】について、事例を挙げて説明します。
では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。
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