思考の癖発見・矯正-18

こんばんは。木村です。

昨日は、

「記憶はウソをつく」

というお話を紹介しました。

17の今回は、

【方法2】
 「思考のクセ」ができたきっかけにアプローチする

の詳しい内容について説明します。

ーーーーー

【方法2】
 「思考のクセ」の素ができたきっかけにアプローチする

「思考のクセ」の素ができるきっかけには、

<パターン1>
 幼少期の思い込み・勘違い

<パターン2>
 思考の省力化

の2つのパターンがあるということを#07で説明しました。

2つのうち、「思考のクセ」として、根深くて、厄介なのは、
<パターン1>の幼少期の思い込み・勘違いです。

<パターン2>の思考の省力化は、
ある程度判断力がついてきてから自分で決めたことで、
<パターン1>に比べたら、記憶に新しいことなので、
比較的気付きやすいモノです。

<パターン1>の幼少期の思い込み・勘違いが厄介なのは、

・幼少期であるがゆえの、思い込み・勘違いであるがために、
 その記憶をたどることが困難なこと。

・幼少期から今までの長きに渡り、証拠集め、証拠作りを
 してきているので、激しく強化されてしまっていること。

という理由があるからです。

さて、「思考のクセ」を矯正するアプローチとして、
幼少期の記憶を思い出すことは一つの方法ではあるのですが、

具体的に、
どんな出来事があって
そのときに、どんな思い込み・勘違いをしたのか
を思い出せないこともあります。

しかし、安心してください。
思い出せなくても、大丈夫なのです。

どういうことかというと、

実際に、記憶として覚えている出来事でなくても、
幼少期にあったであろうシチュエーションを思い描き、
そのときに、こんな思い込み・勘違いをしたのではないか、
というストーリーを作ることができれば、

矯正するアプローチはできるのです。

昨日の「記憶はウソをつく」というお話で説明したとおり、
作ったストーリーを記憶として書き換えることができるからです。

例えば、私の「人見知り」の例で言えば、

仮に、

・「あとでね」と言われた出来事を思い出せなかったとしても

・「あとでね」と言われて、
 「相手から話しかけれるまで、こちらからは話しかけない。」
 と決めたことを思い出せなかったとしても

幼少期に、このような状況があったかもしれないなぁ、
というストーリーを自分の中で描くことができれば、
それで構わないのです。

そして、

「思考のクセ」の素を作り出したであろうストーリーと
今現在の自分の役に立つ良い「思考のクセ」の素になるような
ストーリーとを書き換えてしまうのです。

書き換える方法には、いくつかありますが、
その中の代表的な2つの方法は以下のとおりです。

【方法2−1】子どもの自分に言い聞かせる
【方法2−2】イメージワークをする

ーーーーー

今日は、ここまでです。

明日と明後日で、

【方法2−1】子どもの自分に言い聞かせる
【方法2−2】イメージワークをする

について説明をします。

では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP