こんばんは。木村です。
昨日は、
【方法2】
「思考のクセ」の素ができたきっかけにアプローチする
のに、具体的な記憶を思い出すことができなくても大丈夫だと
いうお話をしました。
18の今回は、
具体的な方法の1つ目
【方法2−1】子どもの自分に言い聞かせる
について説明します。
ーーーーー
【方法2−1】子どもの自分に言い聞かせる
まずは、言い聞かせる文章を作ります。
文章は3つの段落に分けられます。
第1段落:
思い込みや勘違いだったとはいえ、自分自身を守るために
「思考のクセ」の素となるマイルールを作ってくれたこと、
そのマイルールを守り続けてきてくれたこと
に対する感謝を表す部分
第2段落:
作ってくれた「思考のクセ」の素となるマイルールは、
思い込みや勘違いによるものだったこと。
だから、もう安心して手放して大丈夫だよ、ということを
伝える部分
第3段落:
新しく置き換える、良い「思考のクセ」の素となるマイルールを
言い聞かせる部分
です。
私の「人見知り」を例にして、文章を作ってみましょう。
第1段落:
人から拒絶されると自分が傷ついてしまうから、
身を守るために、「自分から声をかけないように」と
決めてくれたんだよね。
ありがとう。
第2段落:
でも、自分から声をかけても拒絶されることはないんだよ。
仮に、拒絶されたように感じることがあったとしても、
すぐに馴染んで、打ち解けられるから大丈夫なんだよ。
第3段落:
だから、少しの勇気を出して、
どんどん自分から声をかけるようにしてごらん。
そうしたら、仲間がどんどん増えて、楽しいよ。
という具合です。
次に、言い聞かせる相手をイメージします。
幼少期の自分(言葉が通じた方が良いので、6歳くらいの自分)
をイメージしても良いですし、
自分の中にたくさんいる小さな自分たちの中から、
悪い「思考のクセ」を大事に握りしめている小さな自分を
選び出してイメージしても良いです。
最初は、イメージは、はっきり、くっきりしたものでなくても
構いません。
何となく、何か塊のようのものがある、
という程度のイメージから始めても構いません。
もちろん、はっきり、くっきりとイメージできるなら
そうしてください。
最終的には、表情が読み取れるくらいまでイメージできる
ようになると良いでしょう。
言い聞かせる相手のイメージができたら、
作った文章を言い聞かせます。
文章は暗記する必要はありません。
文章を紙に書いておいたり、スマホに入れておいたりして、
それを読み聞かせれば良いです。
もし、文章の中に、しっくりこない言葉や言い回しがあったら、
自由に書き換えてみてください。
言い聞かせる前と後の、
イメージの自分の表情や態度の変化に注意してみてください。
笑顔になるのか、泣き出すのか?
何も変わらないのか?
その理由は何なのか?
しっくりこない部分があるとしたら、どの部分なのか?
どのように書き換えたら良いのか?
など、いろいろと自由に対話をしてみてください。
言い聞かせや対話が終わったら、
イメージの自分をハグしてあげて、
自分の中に統合して(取り込んで)ください。
これを毎日、朝起きてすぐと、夜寝る直前に、やります。
まずは、1週間、続けてみてください。
すると、何かが変わってくることを感じられると思います。
ただ、これには個人差がありますし、
どうしてこれをすることが有効なのか、
どんな原理で効果が発揮されるのか、
ということを説明することは、ここでは控えます。
やってみたら、分かります。
とだけ言っておきます。
騙されたと思ってやってみてください。
万が一、騙されたとしても失うものは、
少しの手間と時間くらいのものですから。
逆に、これで「思考のクセ」が矯正できて、
今までなかなか達成できなかった目標が達成できたり、
繰り返し問題が起こっていた人間関係がスムーズになったり、
ということが起きるなら、お安い御用だと思いませんか?
これが、
【方法2−1】子どもの自分に言い聞かせる
です。
ーーーーー
今日は、ここまでです。
明日は、
【方法2−2】イメージワークをする
について説明をします。
では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。
コメント