今回は、コミュニケーションの前提とも言える
考え方についてのお話です。
もう10年も前の話なのですが、ある人から質問されました。
「年齢も、性別も、国籍も、宗教も、職業も、何もかも関係なく、
誰もが共通して持っている『想い』とは何だと思いますか?」
と。
」「中略」「
『自分は正しい』
ということです。」
なるほど、納得。
確かに、その通り。
どんなことを考えていようと、
どんなことをしていようと、
「自分は正しい」
という「想い」があったから、
今の今まで生きてくることができたのです。
そして、
「自分は正しい」
という「想い」があるからこそ、
これからも生きていくことができるのです。
ただ、この「想い」が悪い方向に働いてしまうと
自分の成長が止まってしまう。
相手を批難(攻撃)する。
などの弊害があります。
良い方向に働くと、
信念・強い願望と結びついて、
大きなことを成し遂げることができます。
コミュニケーションについて考えてみると、
あなたは自分自身が正しいと思っている。
相手は相手自身が正しいと思っている。
というスタート地点に立った上で、
コミュニケーションを始めることが大切です。
自分自身が正しいと思っているということは、
相手が間違っていると思っているということ。
ただただ、その「想い」をぶつけ合うだけならば、
そのコミュニケーションは何も生み出さないでしょう。
自分の正しさを修正するか
相手の正しさを修正するか
新しい正しさを見つけ出すか
それがコミュニケーションの真髄です。
コミュニケーションで衝突が起こったときには、
この原点に立ち返ってみてください。
ちなみに、10年前に私に質問をしてくれたのは、↓の出版記念として、日本に講演に来ていた著者のジョン・フォッピでした。
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