思考の癖発見・矯正-10

こんばんは。木村です。

昨日は、

私の人見知りという「思考のクセ」ができあがるきっかけを
紹介しました。

少し恥ずかしかったです(^^;)

09の今回は、

【ステップ1】「思考のクセ」の素ができるきっかけ
 <パターン1>幼少期の思い込みや勘違い

のもう一つ別の事例を紹介します。

「そんなことがきっかけで、そんなことになっちゃうの?」
「全然、関係なさそうなことがきっかけだったんだね。」

と思ってしまう事例です。

〜〜〜〜〜

【事例2】

恋愛したい、結婚したい。と思っている。
男性と良い雰囲気になって、お付き合いが始まりそうにはなる。
それなのに、相手の男性の優しさ、笑顔に裏があるのではないか?
と疑ってしまい、怖くなって、自分から関係を断ってしまう。

というお悩みです。

結論から言ってしまいますと、
邪魔をしている「思考のクセ」は「男性不信」です。

「男性不信」という「思考のクセ」を作り出したきっかけは
次のとおりです。

2,3歳の子どもにとって、
お母さんはとてつもなく大きな存在です。

自分の生存はすべてお母さんにかかっている
と言っても良いくらいですから。

この相談者をEさんとしましょう。

Eさんが、2,3歳のころに、
お母さんが美容室に行くことになりました。
お母さんは、子どものEさんをお父さん(夫)に
預けようとしました。

そのころの子どものEさんにとっては、
お母さんと離れ離れになってしまうことは、

「命に関わる一大事」

くらいに感じてもおかしくありません。

お母さんから引き離されるEさん。
泣き叫んで抵抗したことでしょう。

それを見たお父さん。

「たったの2時間だけ我慢したら帰って来るから。大丈夫!」

となだめます。

このころの子どもには、時間の観念はまだありません。
「今」を生きている子どもにとって、2時間は想像できません。
さらに、泣き叫んで抵抗する子どものEさん。

大人には時間の観念があります。

「たったの2時間なのに、こんなに必死に抵抗して可愛いなぁ」

と微笑ましく思って、笑顔で子どものEさんを眺めるお父さん。

そのお父さんを見るEさんは・・・。

「私の命に関わる一大事を、
 お父さん(=男性)は笑って見ている。
 それだけではない。
 お父さん(=男性)は笑いながら、
 私をお母さんから引き離している。
 なんて、ひどいことをするんだ!」

これがきっかけで、

「男性は、笑いながら、
 ひどいことをする(ひどいことができる)、
 とんでもない存在。」

という勘違い、思い込みのマイルールが出来上がりです。

これが、のちに「男性不信」へと成長していき、
恋愛がうまくいかない、というお悩みになっていたのです。

お母さんが美容室に行くので、
お父さんに預けてでかけようとする。
そのとき、泣いて抵抗するのをなだめて、引き離す。

こんな出来事自体は、よくあることです。

しかし、そこで何を感じ、何を考えたかは、
人それぞれ、千差万別です。

このような出来事を経験しても、
マイルールを作らなかった人もいるでしょう。

マイルールを作ってしまった人でも、
このような出来事を覚えていないこともあるでしょう。

そのくらい、マイルール=「思考のクセ」の素ができる
きっかけはデリケートなことであり、
また、どこにでも良くあるような出来事なのです。

ーーーーー

今日は、ここまでです。

明日は、

【ステップ1】「思考のクセ」の素ができるきっかけ
 <パターン2>思考の省力化

の事例を紹介します。

では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。

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