心理学やコミュニケーションにこだわる理由

心理学やコミュニケーションを学び続けることに、私がこだわる理由を紹介します。

私自身が学び続けることはもちろん、あなたにも学び続けて欲しいと思っています。

そのこころは・・・

パソコンはOSをバージョンアップすると快適になる。

パソコンは、OSをバージョンアップすると快適に動作するようになります。
(最近は、OSが複雑に、大きくなり過ぎてしまって、バージョンアップ当初は動作が不安定という問題はあるようですが)

快適にパソコンを使い続けるためには、随時OSのバージョンアップをしていくことが必要です。

私たちの生活や人生において、心理学やコミュニケーションについて学び続けることは、パソコンのOSを繰り返しバージョンアップしていくのと同じようなことだと考えています。

では、なぜ心理学やコミュニケーションをパソコンのOSに喩えるのでしょうか?

心理学やコミュニケーションはパソコンのOSのようなもの

私たちの生活や人生における、心理学やコミュニケーションは、パソコンにおける、OSと同じようなものだと、私は考えています。

このように考えるのには、3つの理由があります。

その1つ目の理由は・・・

全ての活動のベースになっている

まずは、図1、図2をご覧ください。

図1は、パソコンにおける、OSと各種アプリケーションの関係を図示したものです。

図2は、私たちの生活や人生における、心理学やコミュニケーションと各種能力の関係を図示したものです。

各種アプリケーションとは、

  • 今、このページを見るために使っている「ブラウザ」
  • メールのやり取りをするための「メーラー」
  • SNSのアプリ
  • 文書作成アプリ
  • 表計算アプリ
  • 財務会計アプリ
  • 画像や動画編集のアプリ
  • ・・・・・、

などのことです。

各種能力とは、

  • 親子関係、兄弟関係、友達関係などの人間関係
  • 子育て
  • 家事
  • 仕事
  • チームワーク
  • リーダーシップ
  • 自己実現
  • 各種資格
  • ・・・・・、

などのことです。

OSの場合

OSがあって初めて、各種アプリケーションが機能します。

OSがなければ、各種アプリケーションは機能できません。

心理学やコミュニケーションの場合

心理学やコミュニケーションがあって初めて、各種能力を発揮することができます。

心理学やコミュニケーションがなければ、各種能力を発揮することはできません。

さて、2つ目の理由は・・・

自ら望まないと学ぶ機会がない

前項で、パソコンにおけるOSも、生活・人生における心理学やコミュニケーションも、全ての活動のベースになっていることを書きました。

それほど重要なものであるのにも関わらず、どちらも自ら望まないと学ぶ機会がありません。

OSの場合

パソコンの場合は、やりたいことがあって、パソコンとアプリケーションを用意します。

このとき、OSについては、アプリケーションを使うために必要最低限のことだけできれば、それで済みます。

どんな仕組みになっているのかを知らなくても、アプリケーションを使っているだけならば、なんの問題にもなりません。

ただ、OSのことを少し詳しく知ると、より一層パソコンの性能を引き出すことができるようになります。

そのためには、自ら望んで学ぶ必要があります。

心理学やコミュニケーションの場合

子どものころに、周りの大人が話しているのに触れて、聞いて、見て、真似して言葉を覚えました。

言葉については、学校でも学び、覚える努力もしてきました。

しかし、言葉を学ぶのと、コミュニケーションを学ぶのとは違います。

周りの大人のコミュニケーションの仕方を真似することはできます。

しかし、それが正解なのか、どうすればもっと上質のコミュニケーションにすることができるのか、といったことは分からないし、教えてもらうことすらありません。

心理学も同様で、自分の心理は分かったとしても、他人の心理については、自分が望まない限り何も分かりません。

一人で過ごしているときには、心理学もコミュニケーションも必要ないじゃないか、と思われるかもしれません。

しかし、他人と接したり、コミュニケーションしたりする時間・回数よりも、自分自身と接したり、コミュニケーションしたりする時間・回数の方がはるかに長く、多いのです。

ということは、一人で過ごしているときほど、心理学やコミュニケーションが重要なのです。

心理学やコミュニケーションについては、普通に生活していく分には多くを知っている必要はないかもしれません。

ただ、心理学やコミュニケーションのことを少し詳しく知ると、より一層、自分自身や周囲の人の能力を引き出すことができるようになります。

そのためには、自ら望んで学ぶ必要があります。

さて、3つ目の理由は・・・

意識せずに使っている。

繰り返しになりますが、パソコンにおけるOSも、生活・人生における心理学やコミュニケーションも、全ての活動のベースになっていることを書きました。

それほど重要なものにも関わらず、どちらも意識せずに使っています。

OSの場合

普通にパソコンを使っていれば、OSを意識することはほとんどありません。

意識して使うのは、各種アプリケーションです。

パソコンを使う目的は、これらアプリケーションで何をするかです。

OSを使うことが目的ではありません。

心理学やコミュニケーションの場合

普通に生活をするだけならば、心理学やコミュニケーションを意識することはほとんどありません。

意識して使うのは、各種能力です。

生活をしていく目的は、これらの能力を使って何をするかです。

心理学やコミュニケーションを使うことが目的ではありません。

次に、心理学やコミュニケーションとパソコンのOSの相違点について書きたいと思います。

心理学やコミュニケーションとOSの相違点

ここまで、私たちの生活・人生にとっての心理学やコミュニケーションと、パソコンにとってのOSの一致点について述べてきました。

しかし、もちろん相違点もあります。

心理学やコミュニケーションとOSの相違点とは?

心理学やコミュニケーションとOSの相違点には、次のようなものがあります。

OSの場合

パソコンの場合は、際限なくOSをバージョンアップすることはできません。
いずれ、ハードウェアの性能が追いつかなくなってしまうからです。

また、最近はOSが複雑に、大きくなり過ぎてしまって、バージョンアップ直後には動作が不安定になるなどの問題も起きています。

心理学やコミュニケーションの場合

人間の場合は、ハードウェア(=脳)に十分な余裕があるので、どんなに心理学やコミュニケーションを学んで磨き上げたとしても、限界に達することはありません。

心置きなく、心理学やコミュニケーションを学び続けることができます。

いろいろ書いてきましたが、これらを踏まえて私が考えていることは・・・

心理学やコミュニケーションを学び続けることが大事

パソコンのOSをバージョンアップしなくても、各種アプリケーションの機能をアップすることはできます。

個々のアプリケーションのバージョンアップをすればいいのです。

しかし、それだけでは機能、性能アップには限界があります。

OSをバージョンアップすることで、全ての機能、性能を高めることができるのです。

同様に、心理学やコミュニケーションを学ばなくても、各種能力をアップすることはできます。

個々の能力を磨きあげればいいのです。

しかし、それだけでは能力アップには限界があります。

心理学やコミュニケーションを学んで磨き上げることで、全ての能力を高めることができるのです。

パソコンを快適に使い続けるために、OSを繰り返しバージョンアップするように、私たちは、生活や人生を快適に過ごし続けるために、心理学やコミュニケーションを学び続ける。

これこそが、心理学やコミュニケーションを学び続けることに、私がこだわる理由です。

もちろん、私自身だけでなく、あなたにも学び続けて欲しいと思っています。

私と一緒に、コミュニケーションと心理について学んでみませんか?

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