今回のテーマは、「学習」です。
新しい概念や知識を身に付けるときに知っておくと役立つこと
野球が好きすぎて、なんでも野球に喩えて話す人、っていませんか?
こちらが野球のことを良く知らないことなんて、そっちのけで。
(野球でなくても、ゴルフでも何でも良いのですけどね。)
今回は、新しい概念や知識を身に付けるときのコツ、について書きたいと思います。
このことを知っていると、あなたが新たに学ぶときにも役に立ちます。
また、あなたが、他の誰かに情報を提供したり、何かを教えたり(部下や後輩の指導や取引先へのプレゼンのときなど)するときにも効果を発揮します。
新しい概念や知識を、すでに知っている概念や知識と結びつける
人が新しいことを学ぶときに、意識しているか・そうでないかは別として、必ずやっていることがあります。
それは、新しい概念や知識(未知のこと)を、すでに知っている・身に付いている概念や知識(既知のこと)と結びつけているということです。
例えば、
- 足し算を理解しているから、掛け算が理解できるようになります。
- 足し算を理解しているから、積分が理解できるようになります。
- ひらがなの読み書きができるから、漢字が読めるようになります。
- ひらがなを知らなければ、ふりがなは意味をなしません。
そういうことなので、冒頭の「なんでも野球に喩える人」は、自分が良く知っている野球(既知のこと)と結びつけて考えることで、理解を深めることができるのです。
逆にいうと、既知のことと結び付けることができない未知のことは理解することができない、ということになります。
- 足し算を理解していなければ、掛け算は理解できません。
- ひらがなの読み書きができなければ、漢字は読めません。
- 野球のことが良く分かっていなければ、どんなに素晴らしい比喩でも、野球での喩えでは理解は深まらないのです。
「私って、褒められて伸びるタイプじゃないですか〜」
などと言う(最近の?)人がいますが、褒められて伸びるタイプかどうかの前に、あなたのことを良く知りませんってことありますよね(笑)
誰かに情報提供したり、何かを教えたりするときには、自分にとって既知のこととではなく、相手にとって既知のことと新たな概念、知識を結びつけてあげられれば、伝わりやすくなるということです。
そのためにも、相手にとっての既知のことを知る・相手のことを良く知ることが大切です。
まとめ
まとめると、新しい概念や知識を学ぶときのコツは、
「既知のことと未知のことを結びつける」
ということです。
今日の問いかけ
あなたは、どんな未知のことを既知のこととを結びつけていきますか?
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