質問の種類

質問には、大きく分けて2つの種類があります。

  1. クローズド・クエスチョン
  2. オープン・クエスチョン

です。

クローズド・クエスチョン

クローズド・クエスチョンは、答えが限定されている質問です。

  • YES/NOで、答えてもらう質問
     例:あなたはカレーが好きですか?
  • AかBか・・・、と選択肢を示してその中から答えを選んでもらう質問
     例:あなたはカレーとラーメンと、どちらがより好きですか?
     例:黒か、白か、赤か、青か、どれが良いですか?
     例:この中からだったら、どれを選びますか?

YES/NOで、答えてもらう質問の注意点

この形は単純です。

ちょっとしたことの、確認をするときには便利です。

しかし、初対面の人との会話を盛り上げるためには、あまり使わないほうがよい形です。

相手がNOと答えてしまったら、それ以上会話が続かなくなってしまいますからね。

YESと答えても、続かないかもしれません。

使うとしたら、広い質問から狭い質問に移るために使うのが良いでしょう。

例えば、

  1. 「スポーツは好きですか?」「YES]
  2. 「野球は好きですか?」「YES」
  3. 「ジャイアンツは好きですか?」「NO]

といった具合に。

いきなり、「ジャイアンツは好きですか?」という質問は効果的ではありません。

「野球は好きですか?」「YES]

の次は、

「どの球団が好きですか?」のほうが良いかもしれません。

オープン・クエスチョン

オープン・クエスチョンは、自由に答えてもらう質問です。
5W2H(Why, What, Who, When, Where, How, How much/many )を尋ねることが多いです。
  例:あなたが好きな食べ物は何ですか?

この質問は、話を膨らませるときに使える形です。

初対面の人との会話では、この形の質問をするのが無難でしょう。

「休みの日にはどんなことをしているのですか?」

その返答に対して、

「へ~、そうなんですね~。」

という感じで、話が弾みます(話を弾ませます)。

1.6.3.1.答えの質は、質問の質で決まる。

相手に質問をしたときに、満足のいく答えが得られなかったとしたら、それは相手に問題があるのではなく、あなたの質問の仕方に問題があったのです。自分の質問の質を改善すれば、自ずと満足できる答えが得られるようになります。
例えば、質問には大きく分けて2つの種類があります。「クローズド・クエスチョン」と「オープン・クエスチョン」です。
クローズド・クエスチョンは、YESか、NOかで答える質問です。

  • 「これは、○○ですか?」
  • 「○○したことがありますか?」
  • 「○○を好きですか?」

といった質問です。
答えとしては、

  • 「はい。そうです。」
  • 「いいえ。したことはありません。」
  • 「いいえ。嫌いです。」

となります。
オープン・クエスチョンは、自由に答えられる質問です。

  • 「これは、何ですか?」
  • 「今までにやったことがあるのはどれですか?」
  • 「あなたが好きなスポーツは何ですか?」

といった質問です。
答えとしては、

  • 「これは、先生に届いたお手紙です。」
  • 「私は、ヨガをやったことがあります。」
  • 「サッカーの試合を見るのが好きです。」

といった具合になります。
このように改まって書かれると、当たり前のことのような気がします。しかしながら、普段の活動の中では、上手に使い分けられていないことがあります。
例えば、会議で参加者にアイデアを出して欲しいときに、
「何かアイデアはありますか?」
と聞いてしまいがちです。
これは、クローズド・クエスチョンですから、答えは、
「ありません」「あります」
のどちらかです。
そして、ほとんどの場合は、ちょっとしたアイデアがあったとしても、
「ありません」
と答えてしまいがちです。
こんなときは、やはりオープン・クエスチョンを使うと良いでしょう。
「どんなアイデアがありますか?」
と。
こう聞かれると、逆に、
「ありません」
とは答えにくくなります。
微妙な違いですが、感じていただけると思います。

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