4.14 ホントのポジティブ思考
ポジティブ思考という言葉から、あなたはどんなことを思いますか?
ネガティブなことは考えないで、
ポジティブなことだけを考えるようにすること。
というのが、一般的な考え方でしょうか?
もし、あなたがこのように考えているとしたら、注意が必要です。
そもそも、「ネガティブなことを考えてはいけない」
という考え自体がネガティブな発想だと思いませんか?
ネガティブなことが頭に浮かぶたびに、
「あ~、ネガティブなことを考えてしまった。ダメダメ」
というのはネガティブ思考だと思いませんか?
さらに、問題と解決策のところでも書きましたが、
ポジティブが存在するということは、どこかにネガティブが存在するということです。
ポジティブを意識した瞬間にネガティブも存在してしまうのです。
だから、ポジティブとかネガティブとか、考える時点で間違っているのです。
そして、ポジティブなことだけを考えようとしたときに、
ネガティブなことを考えないように、見えないように、
心の奥底に押し込めてしまうのです。
押し込めて、押し込めて、いずれは押し込められたネガティブが
爆発してしまうこともあるのです。
この写真をご覧ください。
この写真を見て、
「コップに水が半分も入っている」と考えるのがポジティブ思考で、
「コップに水が半分しか入っていない」と考えるのがネガティブ思考だ、
ということがあります。
実際、ものごとに意味はないのです。意味付けをするのはあなたです。
事実は「コップに水が半分入っている」なのです。
本当のポジティブ思考は、事実を事実として受け容れ、
ポジティブなことを考える自分も、ネガティブなことを考える自分も
肯定的に受け容れる、
それがホントのポジティブ思考なのです。
ダメな自分を責めたり、見ない振りをしたりするのではなく、
ダメなところがある自分を「可愛い」と受け容れちゃいましょう。
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