【動機について】10分で読める。これで解決!自分を動かす・他人を動かすたった2つの心理的ツボ(第2章 原則)

第2章 原則

まずは、原則について、説明しておきましょう。

人間が行動する(しない)ときの理由には、大きく分けて2つあります。

・「快」を得るため

・「不快」を避けるため

です。

(このことを既に理解されている方は、この第2章は読み飛ばしても構いません。)

つまり、

・人間は「快」を得るために行動する

・人間は「快」を得るために行動しない

・人間は「不快」を避けるために行動する

・人間は「不快」を避けるために行動しない

ということです。

「快」とは、

氣持ち良い、おいしい、嬉しい、楽しい、リラックス、安らぎ、落ち着き、元氣、勇氣

「不快」とは、

氣持ち悪い、まずい、悲しい、淋しい、緊張、プレッシャー、慌ただしさ、病氣、不安

などです。

あとは、人にとって何が「快」で、何が「不快」なのかということは、

人それぞれまちまちだということです。

タバコを例に挙げてみると分かりやすいでしょう。

愛煙家は、タバコを吸うとリラックスできる。タバコがうまい。

などの理由で、タバコを吸うという行動をします。

この場合、この人にとって「タバコを吸うこと」=「快」なので、

「快」を得るために、タバコを吸うという行動をするのです。

イライラしたときに、イライラを解消するためにタバコを吸うという場合もあります。

この場合は、「イライラ」=「不快」なので、

「不快」を避けるために、タバコを吸うという行動をします。

嫌煙家は、タバコは臭い。タバコは体に悪い。

などの理由で、タバコを吸うという行動はしません。

この場合、この人にとって「タバコを吸うこと」=「不快」なので、

「不快」を避けるために、タバコを吸うという行動をしないのです。

「不快」を避けるために、「その場から離れる」という行動をする場合もあるでしょう。

このように、その人にとって何が「快」で何が「不快」なのかはまちまちですが、

どの場合も行動したり、行動しなかったりする理由は、

・「快」を得るため

・「不快」を避けるため

なのです。

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