できると思ってやってみたら、できた!
卒業旅行で韓国に行った時のお話です。
いろいろ観光地を回る中で、日本では出来ない経験をしようということで、射撃場に行き、本物の銃を使用した射撃をすることにしました。
もちろん、みんな初体験です。
僕は実弾を10発使用するコースを選びました。
僕は、44(フォーティ−フォー)マグナムという銃を友達に勧められたので、流されるままその銃を選択しました。
一人一人に指導員さんが付くのですが、僕の指導員さんが
「君は射撃が初めてなのに、この店で一番威力のある44マグナムを使用するなんてチャレンジャーだね!!」
と僕に言ったのです。
「えっ!?友達にはめられたな・・・・。」
と思い、緊張感が増してしまいました。
そして、射撃場に入り、指導員さんに言われるがままに銃を構え、銃の引き金を引き、一発目を打ちました。
指導員さんの話しの通り、反動は、手の平が痛くなるくらいのもので、思った以上に凄かったので、怖くなってしまいました。
このとき、木村さんが言ってたことを思い出したのです。
「何でも『できる』と思ってやった方がいいよ。」
ということでした。
僕は2発目を打つ前に、
「できる、できる、できる・・・・・・」
と何回も心の中でつぶやきました。
そして、2発目を打ちました。
何故か、1発目に比べて全然落ち着いて構えられることが出来て、恐怖感も全く無くなって、集中して的を狙うことも出来るようになっていました。
その後も、「できる」と心の中でつぶやきながら、3、4、5・・・・発と打っていきました。
射撃後、僕の友達みんなに感想を聞くと
「怖くて銃を撃つのが精一杯だった。」
「怖くて集中が全く出来なくて、的が中々狙えなかった。」
と、マイナスの意見が多かったのです。
しかも、そんな事を言っている僕の何人かの友達は、僕の銃より威力がないモノを打っていたのです。
僕は、反動が一番強い銃だったのに、怖がることなく、冷静に撃つことが出来ていたのです。
また、みんなの的に当たった弾痕を見てみると、僕は反動が一番凄くて、扱いづらい銃にも関らず、みんなより真中を撃ち抜いていたのです。
びっくりですよね(*0*)
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