コミュニケーションに必要な想像力

1.6.2.想像力

コミュニケーションにおいて、想像力は思考の重要な要素の一つです。

1.6.2.1.精度を上げる想像力

「3.6.1.観察力」では

  • コミュニケーションの目的が達成に近づいているかどうか
  • 表現のやり取りがうまくいっているかどうか
  • バーバル表現とノンバーバル表現の一致感はあるか
  • 同調はうまくできているかどうか

を観察し、うまくいっていないことに気付いたら、望む成果が得られるまで、微調整を繰り返すことが大切だ、ということを解説しました。
微調整をするときに、想像力が必要になってきます。微調整は、

  • 今やっていることを修正する
  • 今やっていることを止めて、他のことをする

ことです。

  • どこをどのように修正するのか
  • 他のこととして、どんなことをするのか

という仮説を作るために、想像力が必要です。
そして、作った仮説を実際試して検証する。というサイクルを回します。
始めのうちは、思い付いた仮説を、手当たり次第に、とにかくどんどん検証していく、とにかく速くサイクルを回すということが重要な時期があるかもしれません。いずれ、想像力が磨かれれば、精度の高い仮説を立てられるようになり、少ないサイクルで望む成果が得られるようになるでしょう。

1.6.2.2.欠けている情報を補う想像力

伝えたいことを相手に伝わるように表現する場合、必要な情報を過不足なく提供する必要があります。ただ漠然と情報を羅列したのでは、伝わるモノも伝わりません。相手が理解するのに必要な情報は何なのか、どのように表現すれば伝わりやすいのか、どういう順序で情報を出せば理解しやすいか、ということを想像しながら情報提供できるとうまくいくようになります。
また、この想像力は、質問力にもつながります。ただ漠然と相手の話を聞いていては、何を質問したら良いかが浮かびません。
相手の話を聞いているとき、相手から情報を引き出すときに、相手の話から状況や様子を想像していける力が必要です。想像力を発揮すれば、相手の話に欠けている情報に気付くことができます。気付くことができれば、その情報について質問することができます。

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