情報を過不足なく揃えるために、「5W1H」や「5W2H」を意識すると良いと言われます。「5W2H」とは、
- What
- Who
- When
- Where
- Why
- How
- How much
です。
この中で、欠けている情報を得るための質問としては不適切なモノが1つあります。それは、”Why?”です。日本語では、「なぜ?」「どうして?」です。
どこが不適切なのでしょうか?それは、”Why?”でされた質問は、”Because” で答える、というところにヒントがあります。日本語では、「なぜなら」ですね。
「なぜなら」ならば良いのですが、ほとんどの場合「だって、〜だから」となります。
答えている本人にその意識がなくても、「〜だから」の部分には言い訳になってしまいがちです。一度言い訳に回ってしまったら、知りたい情報を引き出すのは難しくなってしまいます。
そうならないために、”Why?”、「なぜ?」を他のキーワードで尋ねるようにすると良いのです。
具体的には、
「なぜ、そんなことをしたの?」↓「何が理由でそんなことをしたの?」「そんなことをしたり理由はなに?」
といった具合です。
「どうして、そんなことになったの?」↓「何があなたをそうさせたの?」
「どうして、できないの?」↓「何がそれを妨げているの?」
「なぜ、そんなやり方してるの?」↓「いつから、そういうやり方をしているの?」「そのやり方になったきっかけは何の?」
などです。
こうすることによって、言い訳を引き出す前に、必要な情報を聞き出すことができるようになります。始めは、つい「なんで?」と口をついて出てきてしまうかもしれませんが、コツさえつかめば、上手く尋ねられるようになります。
2021.04.15
スタッフの言い訳を聞かずに、必要な情報を聞き出すには
何かを尋ねると、いつも「だって、〇〇だから」と言い訳ばかりするスタッフっていませんか? 言い訳をしてしまうのは、その人の個...
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