スタッフの言い訳を聞かずに、必要な情報を聞き出すには

何かを尋ねると、
いつも「だって、〇〇だから」と言い訳ばかりするスタッフっていませんか?

言い訳をしてしまうのは、その人の個性ということではなく、
あなたに原因があるかもしれない。
というお話です。

昨日の記事

でも、少し触れました。

なぜ? どうして?

という質問は避けましょうということを。

今日は、もう少し詳しくみていきたいと思います。

欲しい情報を過不足なく効果的に収集するには5W2Hの質問が適しています。

5W2Hとは、

Who(誰が)
When(いつ)
Where(どこで)
What(何を)
Why(なぜ)
How(どのように)
How much(どのくらい)
です。

この7つの情報を揃えられたら必要十分です。

しかし、この中で注意が必要な質問があります。

それは、

Why(なぜ、どうして?)

の質問です。

なぜかというと、

Why ~? に対しては、

Because ~. で答えます。

日本語にすると、

どうして~?

だって~だから。

聞き方によっては、自分の知りたい情報を相手から得る前に、相手の言い訳を引き出してしまいかねません。

相手が一度言い訳に回ってしまったら、知りたい情報を得るのは難しくなってしまいます。

そうならないために、

Why を 他のキーワードで尋ねるようにします。

具体的な例を挙げてみましょう。

「なぜ、そんなことをしたの?」
 ↓
「何が理由でそんなことをしたの?」
「そんなことした理由はなに?」

Why を What に変えて尋ねています。

他には、

「どうしてそんなことになったの?」
 ↓
「何があなたをそうさせたの?」

「どうしてできないの?」
 ↓
「何がそれを妨げているの?」

といった具合です。

こうすることで、相手が言い訳を話始めることは減り、知りたい情報が得られるようになります。

「うちのスタッフはいつも言い訳ばかりで」と嘆く前に、あなたの質問の仕方を見なおしてみてはいかがでしょうか?

そして、反射的に「なぜ? どうして?」と質問してしまうのを防ぐために、
他のキーワードで問う質問を日頃から考えておくのも良いと思います。

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