何かを尋ねると、
いつも「だって、〇〇だから」と言い訳ばかりするスタッフっていませんか?
言い訳をしてしまうのは、その人の個性ということではなく、
あなたに原因があるかもしれない。
というお話です。
昨日の記事
2021.04.15
2つのコミュニケーションスタイル
■ 実践に使えるコミュニケーションパターン いよいよ今回が最終回です。 今までは、コミュニケーションの基...
でも、少し触れました。
なぜ? どうして?
という質問は避けましょうということを。
今日は、もう少し詳しくみていきたいと思います。
欲しい情報を過不足なく効果的に収集するには5W2Hの質問が適しています。
5W2Hとは、
Who(誰が)
When(いつ)
Where(どこで)
What(何を)
Why(なぜ)
How(どのように)
How much(どのくらい)
です。
この7つの情報を揃えられたら必要十分です。
しかし、この中で注意が必要な質問があります。
それは、
Why(なぜ、どうして?)
の質問です。
なぜかというと、
Why ~? に対しては、
Because ~. で答えます。
日本語にすると、
どうして~?
だって~だから。
聞き方によっては、自分の知りたい情報を相手から得る前に、相手の言い訳を引き出してしまいかねません。
相手が一度言い訳に回ってしまったら、知りたい情報を得るのは難しくなってしまいます。
そうならないために、
Why を 他のキーワードで尋ねるようにします。
具体的な例を挙げてみましょう。
「なぜ、そんなことをしたの?」
↓
「何が理由でそんなことをしたの?」
「そんなことした理由はなに?」
Why を What に変えて尋ねています。
他には、
「どうしてそんなことになったの?」
↓
「何があなたをそうさせたの?」
「どうしてできないの?」
↓
「何がそれを妨げているの?」
といった具合です。
こうすることで、相手が言い訳を話始めることは減り、知りたい情報が得られるようになります。
「うちのスタッフはいつも言い訳ばかりで」と嘆く前に、あなたの質問の仕方を見なおしてみてはいかがでしょうか?
そして、反射的に「なぜ? どうして?」と質問してしまうのを防ぐために、
他のキーワードで問う質問を日頃から考えておくのも良いと思います。
関連記事
2021.04.15
必要な情報を引き出す質問の方法
スタッフに質問をして、なかなか欲しい返事、情報が返ってこなくてイライラしたことはないですか? 今回は、欲しい情報を効果的に...
2021.03.22
コミュニケーションに必要な観察力
解説記事に 5W2H (What, Why, Who, When, Where, How, How much)、を正しく伝...
2021.03.22
コミュニケーションに必要な想像力
1.6.2.想像力 コミュニケーションにおいて、想像力は思考の重要な要素の一つです。 1.6.2.1.精度を上げる想像力 ...
2021.03.22
質問の種類
質問には、大きく分けて2つの種類があります。 クローズド・クエスチョンオープン・クエスチョン です。 ...
2021.03.22
Why? の質問はしない
情報を過不足なく揃えるために、「5W1H」や「5W2H」を意識すると良いと言われます。「5W2H」とは、 WhatWhoW...
2021.04.15
2つのコミュニケーションスタイル
■ 実践に使えるコミュニケーションパターン いよいよ今回が最終回です。 今までは、コミュニケーションの基...
2021.03.22
刺激→解釈→反応
「刺激→反応」ではなく、「刺激→解釈→反応」 前者は、脊髄反射(原始の脳の反射)=動物・昆虫の反応。 後者は...
2021.03.22
「恐怖」をなくそうとしない
新しいことにチャレンジしようと思っても、「恐怖」に行動を抑制されてしまうことがあります。 「それではまずい」と思い、「恐怖」をなくそ...
2021.03.22
「恐怖」の原因
ここでは、「恐怖」と上手に付き合っていくために、その感情が湧き起こる原因を学んでいきたいと思います。「恐怖」の原因は「無知」です。どういう...
2021.03.22
動機
1.6.4.3.人が行動をする動機とは もう1つ、反応に影響をするモノについて考えていきたいと思います。それは、「動機」で...
2021.03.26
自分が変わることから始めよう
目標を達成したい、欲しいものを手に入れたい、成功したい、でも、なかなかうまくいっていない。 としたら、まず自分が変わること...
コメント