必要な情報を引き出す質問の方法

スタッフに質問をして、なかなか欲しい返事、情報が
返ってこなくてイライラしたことはないですか?

今回は、欲しい情報を効果的に引き出す質問の方法についてです。

「回答の質は質問の質で決まる。」

最初からキツイことを言ってしまいますが、
もしあなたがスタッフに質問をして、
スタッフからの回答が満足いかないものだとしたら、

それは、あなたの質問の仕方がまずいからです。

スタッフが頭が良くないからでもなく、
要領が良くないからでもありません。

では、少しずつ見ていきましょう。

まず、質問には大きく分けて2つの種類があります。

一つは、クローズド・クエスチョン
もう一つは、オープン・クエスチョン

です。

クローズド・クエスチョンは、
YESか、NOで答える質問です。

「これは、〇〇ですか?」
「〇〇をしたことがありますか?」
「〇〇を好きですか?」

というような質問です。

答えとしては、

「はい。そうです。」
「いいえ。したことはありません。」
「いいえ。嫌いです。」

といった感じzになります。

オープン・クエスチョンは、
自由に答えられる質問です。

「これは、何ですか?」
「今までにやったことがあるのはどれですか?」
「あなたが好きなスポーツは何ですか?」

というような質問です。

答えとしては、

「これは、先生に届いたお手紙です。」
「私は、ヨガをやったことがあります。」
「サッカーの試合を見るのが好きです。」

といった感じになります。

もうお分かりですね?

質問の形で、答えの形が決められてしまいます。

クローズド・クエスチョンで質問されたのに、
オープン・クエスチョンの答えをしたらおかしいですよね。

オープン・クエスチョンで質問されたのに、
クローズド・クエスチョンの答えをしたらおかしいですよね。

このように、回答の形は、質問の形で決まります。
あなたが欲しい回答の形は何なのか?
に合わせた形で質問することが必要です。

では、次です。

子どもとお母さんの会話を想像してみてください。

子どもが

「〇〇が欲しい。買って?」

とお母さんにおねだりをしています。

お母さんは

「ダメ。」

と許してくれません。

すると、子どもは

「どうしてダメなの?」

と理由を聞きます。

お母さんは

「どうせ、すぐに飽きちゃうでしょ。」
「似たようなモノを持ってるでしょ。」

などと答えます。

ついに、その子どもは〇〇を買ってもらえませんでした。

ここで、時を戻して、

子どもが「どうしてダメなの?」と尋ねる代わりに、
次のように質問をしたらどうなったでしょうか?

お母さんの立場になったつもりで
どう答えるか考えてみてください。

子どもが、

「どうしたら買ってくれるの?」

と質問したら、どうでしょう?

結果としては、〇〇を買ってもらえないかもしれません。

でも、どうしたら買ってもらえるのか、
その条件を聞き出せたかもしれません。

「どうしてダメなの?」
は、ダメな理由を聞いています。

「どうしたら買ってくれるの?」
は、買ってもらうための条件を聞いています。

もちろん、答えは違うものになるはずです。

このように、どう質問するのかによって、
答えが決まるのです。

スタッフが何かに失敗したときに、

「どうして失敗したの?」
「どうしてできないの?」

という質問をしがちです。

失敗した理由、できない理由が返ってくるだけです。

もしくは、言い訳・言い逃れが返ってくるかもしれません。

それより、

「うまくやるには、どうしたらよかったの?」
「何があれば、できるの?」

という質問をすれば、
次はうまくやれるかもしれません。

ここまで見てきたように、

本当にあなたが知りたい情報は何なのか?

そして、あなたが発する質問が、
その知りたい情報を聞き出す質問になっているのか?

「そういうことを聞いているんじゃないんだよ!」と
スタッフを責める前に、
自分自身を振り返ってみることをオススメします。

」「

○出来ない!分からない!と言う人に対してどうするか?
→もし出来たらどうする?もしわかったらどうする?もし分かっているとしたらどんな答え?と聞き方を変えてみる!

○引き出しに使える質問力
それを得られると何が得られますか?どんな気分ですか?どんないいことがありますか?
→応用:(たくさん答えを出して欲しい場合)ではそんな気分になるために他に何か出来ることありますか?

」「

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