補償の法則、複利の法則

内容:

補償の法則:あなたの払った代償は補償される。

複利の法則:天に預けたあなたの代償は“複利”になって清算される。

解説:

「作用・反作用の法則」の項で、

「自分が他人にしたことは、良いことも悪いことも逆向きに返ってくる」

ということを書きました。

ところが、実体験として「他人に親切にしても、その人からは何にも返って来なかった」と思ったことが多いのではないでしょうか。

それでも、あなたが払った代償(親切)は、必ず返ってきます。

それが補償の法則です。

そして、その補償がすぐに返って来ない場合には、複利の法則が働きます。

そのとき、その場で何も返ってこなかったとしたら、時間をおいて返ってきます。

そのときには、“複利”で「したこと」が大きく膨らんで、返ってきます。

良いことも、悪いことも。

このとき、返ってくるのは、直接相手からは返ってこないこともあります。

巡り巡って、他の人から他の形で返ってくることの方が多いです。

ちなみに、“複利”について解説しておきましょう。

例えば、今日の自分を「1」とします。

今日、少しの努力をして、1%成長したとします。

明日(1日後)は「1.01」になっているということです。

そして、明日の自分「1.01」から少しの努力をして、また1%成長したとします。

明後日(2日後)は、「1.0201」になっています。

1ヶ月後(30日後)には、約「1.348」になっています。

70日後には、2倍を越えます。

1年後(365日後)には、なんと!! 約「37.783」になっています。

37倍以上ですよ!

教訓:

あなたが払った代償が大きくなって返ってくることを楽しみにして待っていましょう。

待っている間に、「なんだ、全然返ってこないじゃないか!」などと悪態をついてしまうと、それ自体も大きくなって返ってきてしまうか、良い行いを打ち消してしまいますから、気を付けましょう。

【類似の教訓】

「情けは人のためならず」

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