私は、新卒で就職した会社に 10 年お勤めした後に退職し、独立・起業をすることにしました。
親に反対されたとしても、自分の意志を曲げるつもりはありませんでした。
そして、私の両親は反対をしませんでした。
父はお勤めの経験がなく、ずっと自営業で苦労をしてきました。
その父からしたら、自分の子どもに、同じ苦労をさせたくないということで、お勤めを続けた方が安心だ、という思いはあったようです。
そのようなことを、チラッと言われた記憶があります。
かくいう父も、家業である山奥のお寺を継ぐのがイヤで、東京に出てきて商売を始めた人だったので、最後には納得してくれました。
母は、祖父母の代(私から見ると曽祖父母の代)からの商売人の家出身なので、腹が据わってました。
母が父を説得してくれた、という一面もあったようです。
「あなたと同じように、自分のやりたいことを見付けて独立するんだから。」
というようなことを話してくれたようです。
そういう意味では、私は両親にはいくら感謝してもしきれません。
とはいえ、親は子どもが心配なもの。
危ない目に遭わないように、守ってやりたい、という気持ちもあるでしょう。
だからといって、親が子どものドリームキラーに、なってしまうのも問題です。
微妙なさじ加減なので、簡単ではないのかもしれませんけれど。
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