声のトーンには、その時の感情が乗っかりやすいものです。
いつものように人間観察をしていたときのことです。
一人の高齢者が、病院スタッフと話をしている声が聞こえてきました。
その声のトーンから、なんだかワガママを言ってるなぁ、感じました。
しかし、話している内容をしばらく聞いてみると、希望・要望をちょっと強めに主張しているだけでした。
高齢者だからとか、声のトーンだとかの印象だけで、勝手にワガママを言っていると決めつけちゃいけないと思いました。
関連して、
低いトーンで話していると機嫌が悪い、文句を言っていると印象を受けてしまいます。
ある時気づきました。
あの人、いつも文句垂れてるなぁと言う人がいたのですが、話の内容は楽しそうなものでした。。
キャーキャーという黄色い声は若者のものです。
年齢を重ねると、高い声が出にくくなります。
声帯も筋肉なので、衰えてしまうので仕方ないことです。
ただそれだけのことなのに、低音だから機嫌が悪いと受け取ってしまったことを恥じました。
同じように、年齢を重ねると高音が聞こえにくくなります。
モスキート音というやつです。
私はバンドをやっていたので、耳を大切にしてきた自負がありました。
そして、よく聞こえる方だと思っていました。
でも、2歳弱年上の妻に聞こえる音が私には聞こえていなかったのです。
ちょっとショックだったけど、認めて受け入れるしかないと諦めました。
関連記事
2021.03.22
ノンバーバル
コミュニケーションにおける表現方法・手段は、言葉だけではありません。言葉での表現をバーバル(verbal)表現と言います。言葉以外の表現...
コメント