思考の癖発見・矯正-16

こんばんは。木村です。

昨日までで、

「思考のクセ」がどのようにできあがるのか

について、お話してきました。

15の今回は、

できあがってしまった「思考のクセ」をどうやって矯正するのか?

その方法について説明します。

「思考のクセ」を矯正する方法は2つあります。

【方法1】
 一般的なクセを矯正する方法を流用する

【方法2】
 「思考のクセ」ができたきっかけにアプローチする

です。

それでは、1つずつ解説していきましょう。

ーーーーー

【方法1】
 一般的なクセを矯正する方法を流用する

一般的なクセを矯正する方法に

「クセを治す4ステップ」

というモノがあります。

この「クセを治す4ステップ」を「思考のクセ」の矯正に
適用します。

それでは、

「クセを治す4ステップ」をどのように「思考のクセ」の矯正に
適用するのか、各ステップを例を挙げながら、解説します。

〜〜〜〜〜

<ステップ1>
  クセに気付くステップ

クセというのは、無意識に、自動的に発動してしまうものなので、
なかなか自分自身で気付くことは難しいモノです。

できれば、第三者の力を借りるのが早道です。

そして、クセに気付くことができさえすれば、
クセを治す全ステップの8割方終わったようなモノです。

<ステップ2>
  治したいクセの代わりに置き換える習慣を用意し、
  治したいクセが発動してしまったら、
  置き換える習慣を実行するステップ

クセを治すためには、そのクセと置き換える習慣を
用意することが大切です。

置き換える習慣がないと、せっかく治したクセが
戻ってしまいます。

置き換える習慣があると、治したクセが戻るスキマが
なくなるので、戻らなくなります。

置き換える習慣を用意して、
治したいクセが発動してしまったら、
置き換える習慣を実行するのです。

具体例で説明しますと、

否定するつもりもないのに、

「イヤ、・・・」

と、最初に「イヤ」と言ってしまう口癖を治そうという場合。

例えば、「ん〜、・・・」と最初に言うという、
置き換える習慣を用意します。

そして、話しはじめに、「イヤ、」と言ってしまったら、

「あ、ちがうちがう、やり直し」

「ん〜」

と、言い直して話し始めるのです。

これがステップ2です。

<ステップ3>
  治したいクセが発動する前にストップして、
  置き換える習慣を実行するステップ

ステップ2では、治したいクセが発動してしまってから
置き換える習慣を実行していました。

それに慣れてくると、治したいクセが発動する前に
ストップできるようになります。
そして、置き換える習慣を実行するのです。

これが、ステップ3です。

例で言うと、

いずれ慣れてくると、
「イヤ、」と言ってしまう前に、
ストップすることができるようになります。

「ィ」おっと危ない。という感じです。

そして、改めて「ん〜、・・・」と話しはじめます。

「ィ」が出る前にストップできるようになってきます。

<ステップ4>
  治したいクセが発動しなくなり、
  はじめから置き換える習慣を実行できるステップ

ステップ3に慣れてくると、
そもそも治したいクセが発動しそうになること自体が
なくなってきます。
はじめから、置き換える習慣を実行できるようになります。

これが、ステップ4です。

例でいうと、このステップまで進んできたら、
「おっと危ない」もなくなって、
スムーズに、はじめから「ん〜、・・・」と
話しはじめらるようになっている段階です。

これで、治したいクセはなくなり、
新しい習慣が定着しています。
クセの矯正が完了です。

「思考のクセ」の矯正も同様に、

ステップ1:
矯正したい悪い「思考のクセ」に気付く

ステップ2:
置き換える良い「思考のクセ」を用意して、
矯正したい悪い「思考のクセ」が発動してしまったら、
すかさず、置き換える良い「思考のクセ」を実行する。

ステップ3:
矯正したい悪い「思考のクセ」が発動する前に気付いて、
置き換える良い「思考のクセ」を実行する。

ステップ4:
矯正したい悪い「思考のクセ」は、
もはや発動しそうになることすらなくなり、
最初から置き換える良い「思考のクセ」を実行できる。

というステップを踏んで悪い「思考のクセ」の矯正が完了です。

私の「人見知り」という「思考のクセ」の場合は、

ステップ1:
完了しています。

ステップ2:
まだ「人見知り」という「思考のクセ」は出てきます。
しかし、ここは自分から声をかけた方が良いな、
という場面では、勇気を出して、自分から声をかけるように
しています。

まだ、矯正が完了するまでには至っていませんが、

そもそも、「人見知り」が発動する場面に遭遇する頻度が
少ないこと、

遭遇したとしても、瞬時に対応が必要な「思考のクセ」ではなく、
数十秒〜数分の間で、置き換える良い「思考のクセ」を
実行できれば済むモノなので、これでも十分だと思っています。

ーーーーー

今日は、ここまでです。

明日は、

【方法2】
 「思考のクセ」ができたきっかけにアプローチする

について説明をします。

では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。

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