思考の癖発見・矯正-14

こんばんは。木村です。

昨日は、

私の「人見知り」を事例として挙げて、

【ステップ2】
 「思考のクセ」の素が「思考のクセ」に成長する過程

で行われる、

・証拠集め

の説明をしました。

13の今回は、

09に紹介した、「男性不信」の事例と

もう一つ別の事例を挙げて、

【ステップ2】
 「思考のクセ」の素が「思考のクセ」に成長する過程

で行われる、

・証拠作り

の説明をします。

〜〜〜〜〜

【事例2】

「男性は、笑いながら、
 ひどいことをする(ひどいことができる)、
 とんでもない存在。」

というマイルールを作り出した例です。

このマイルールはどのように証明・強化されていくのでしょうか?

小学生にもなれば、
好きな女の子にイタズラをする男の子がいるもんです。

イタズラをするとき、男の子は、笑っていることでしょう。

それを見ると、

「やっぱり、男は笑顔で私に酷いことをする」

と、証拠として採用し、
自分の勘違いに基づくマイルールを正当化し、強化していきます。

これが、証拠集めです。

すると、お年頃になって、恋愛をするようになって、
笑顔で、優しい男性には、裏があるのではないか、
また酷いことをされるのではないか、
という勘違い、妄想が膨らんで、

彼の優しさが本物なのかを確かめるため、試すために、
自ら彼に対して酷いことをするようになります。

「こんな酷いことをしても、優しいままでいてくれるの?」
「こんなことをする私に、笑顔のままでいてくれるの?」

という具合にです。

どんなに優しい男性でも、そんなことが続けば、
耐えられなくなります。
いずれ、彼女のもとから離れてしまうことになるでしょう。

そうすると、彼女は、

「やっぱり、あの笑顔(=優しさ)はウソだったのね。」
「やっぱり、私から離れていってしまうのね。」

という具合に、自分の勘違いに基づくマイルールを正当化し、
強化していくのです。

これが、証拠作りです。

〜〜〜〜〜

【事例3】

03に例として挙げた

「お客様にタメ口を使ってはいけない」

というお話について考えてみましょう。

03の解説の中で、

「お客様にタメ口を使ったら、エラく怒られた経験」

をしたから、マイルールを作ることもあると書きました。

「しかし、ほとんどの場合は親の躾です。」

とも書きました。

実はこれ、親の躾が先にあって、それが元になって、
「エラく怒られた」という経験をしているのです。

親の躾をマイルールとして、そのマイルールを証明するための
証拠として、「エラく怒られた経験」を採用したのです。

もっというと、マイルールを証明する証拠にするために
「エラく怒られた経験」を自ら作り出したとも言えるのです。

証拠集めに飽き足らず、巧みに証拠作り(自作自演)をすることもある
という事例です。

ーーーーー

今日は、ここまでです。

明日は、

もう一つ、別の事例を紹介します。
この事例は、なかなか興味深いものです。

では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。

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