思考の癖発見・矯正-13

こんばんは。木村です。

昨日は、

【ステップ2】
 「思考のクセ」の素が「思考のクセ」に成長する過程

について説明しました。

12の今回は、

・証拠集め

とは、どんなことなのかを事例を挙げながら説明します。

まずは、#8に紹介した、私の「人見知り」の事例からです。

〜〜〜〜〜

【事例1】

私は幼少期に、

「自分からは、他者に話しかけないようにする」

というマイルールを作り出したことを紹介しました。

このマイルールですが、最初は、

「自分が傷つかないためには、
 自分からは話しかけないようにしたら良いのではないか?」

くらいの仮説だったと考えられます。

しかし、「自分は正しい」という「想い」がありますから、
自分が作った仮説が正しいことを証明したくなるワケです。

日常の中では、
自分から話しかけることもあれば、
相手から話しかけれることもあったと思います。

さらに、自分から話しかけて、
興味を持って話を聞いてもらえたこともあれば、
そうではなく、やっぱり傷ついてしまったことも
あったと思います。

このように、さまざまな出来事があったにも関わらず、
自分の仮説が正しいことを証明したい木村少年は、

自分から話しかけて、興味を持って話を聞いてもらえたこと
があっても、そのことは華麗にスルーをして、

自分から話しかけて、無視されたり、ないがしろにされたりして、
自分が傷ついた経験だけを証拠として採用する、
ということをします。

やっぱり、自分の仮説は正しいのだと。

これって、こんなことと似ています。

私の誕生日は、11月12日です。

「1112」という数字の並びに意味を感じています。

なので、時計を見た時に、たまたま時刻が「11:12」であることが
多いなぁ、と思っています。

あ、また「11:12」誕生日だ。

という具合に。

」「街中で見かける、車のナンバーにも同じことを考えます」「

でも、実は、それ以外の時刻も同じような頻度・確率で
見ているはずなのです。

それでも、「1112」という数字の並びに意味を
感じてしまっている私にとっては、

「11:12」を見ると嬉しくて、記憶に強く残るのです。

そして、それ以外の時刻を見た記憶は華麗にスルーするのです。

こうして、「11:12」を良く見るという(勘違いの)記憶が
出来上がるのです。

これが、証拠集めの原理です。

あなたにも、このようなことはないですか?

ベンツが欲しいなぁ、と思い始めたら、
街中でベンツがたくさん走っているのを見るようになった、
ということが。

女性の場合なら、新しいバッグを買ったら、
街中に、同じブランドのバッグを持っている女性が増えた、
ということが。

他の車も走っているのに、です。
違うブランドのバッグを持っている女性もいるのに、です。

ーーーーー

今日は、ここまでです。

明日は、

09に紹介した、「男性不信」の事例を挙げて説明します。

では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。

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