こんばんは。木村です。
昨日は、
【ステップ2】
「思考のクセ」の素が「思考のクセ」に成長する過程
について説明しました。
12の今回は、
・証拠集め
とは、どんなことなのかを事例を挙げながら説明します。
まずは、#8に紹介した、私の「人見知り」の事例からです。
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【事例1】
私は幼少期に、
「自分からは、他者に話しかけないようにする」
というマイルールを作り出したことを紹介しました。
このマイルールですが、最初は、
「自分が傷つかないためには、
自分からは話しかけないようにしたら良いのではないか?」
くらいの仮説だったと考えられます。
しかし、「自分は正しい」という「想い」がありますから、
自分が作った仮説が正しいことを証明したくなるワケです。
日常の中では、
自分から話しかけることもあれば、
相手から話しかけれることもあったと思います。
さらに、自分から話しかけて、
興味を持って話を聞いてもらえたこともあれば、
そうではなく、やっぱり傷ついてしまったことも
あったと思います。
このように、さまざまな出来事があったにも関わらず、
自分の仮説が正しいことを証明したい木村少年は、
自分から話しかけて、興味を持って話を聞いてもらえたこと
があっても、そのことは華麗にスルーをして、
自分から話しかけて、無視されたり、ないがしろにされたりして、
自分が傷ついた経験だけを証拠として採用する、
ということをします。
やっぱり、自分の仮説は正しいのだと。
これって、こんなことと似ています。
私の誕生日は、11月12日です。
「1112」という数字の並びに意味を感じています。
なので、時計を見た時に、たまたま時刻が「11:12」であることが
多いなぁ、と思っています。
あ、また「11:12」誕生日だ。
という具合に。
」「街中で見かける、車のナンバーにも同じことを考えます」「
でも、実は、それ以外の時刻も同じような頻度・確率で
見ているはずなのです。
それでも、「1112」という数字の並びに意味を
感じてしまっている私にとっては、
「11:12」を見ると嬉しくて、記憶に強く残るのです。
そして、それ以外の時刻を見た記憶は華麗にスルーするのです。
こうして、「11:12」を良く見るという(勘違いの)記憶が
出来上がるのです。
これが、証拠集めの原理です。
あなたにも、このようなことはないですか?
ベンツが欲しいなぁ、と思い始めたら、
街中でベンツがたくさん走っているのを見るようになった、
ということが。
女性の場合なら、新しいバッグを買ったら、
街中に、同じブランドのバッグを持っている女性が増えた、
ということが。
他の車も走っているのに、です。
違うブランドのバッグを持っている女性もいるのに、です。
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今日は、ここまでです。
明日は、
09に紹介した、「男性不信」の事例を挙げて説明します。
では、また明日の19:15ころにメールしますね!
お楽しみに。
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