分別をつける

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話は変わって、ある遊園地に、お母さんに連れられた小学校高学年の男の子がいました。

男の子が絶叫マシンに乗りたいというので、行列に並んでいるときのことです。

最初は、自分の順番をまだかまだかと楽しみに並んでいた男の子でした。

しかし、徐々に自分の順番が近くなり、絶叫マシンから降りてくる先客の様子などを見て、だんだんと恐怖感が大きくなってきました。

その様子を見て、お母さんが男の子に一言。

その途端に、男の子の様子が一変。

恐怖が振り払われたのか、観念したのか。

そのときのお母さんの一言とは。

「怖いだけだから、大丈夫!」

この言葉で、男の子の意識は、

「怖いから(絶叫マシンに)乗るのやめようかな。」

から、

「怖くてもそうではなくても、(絶叫マシンに)乗ると決めたから乗る。」

に変わったのです。

怖いという「感情」によって、乗るという「行動」が左右されてしまっていた状態から、「感情」は「感情」、「行動」は「行動」と切り離されたのです。

そうなることによって、「行動」が「感情」に左右されなくなったのです。

このように、「感情」と「行動」を別ものとして扱って、切り離してみると、楽に「行動」ができるようになります。

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