夢・目標が叶えられる理由(その2)

成功者が、夢や目標は叶えられるものと思っている、二つ目の理由は、結果を決めてから、原因を作れば良いということを知っているからなのです。

多くの人は、現状の延長線上で、結果を決めてしまう、予測してしまう傾向があります。

「今、こういう状態だから、1年後にはこの程度にしかなれない」

という具合の考え方をしています。

一方、うまくいっている人は、このように考えています。

「1年後にこのようになるために、今から何をしたら良いのか?」

と。

一つは、脳に対して質問をしているということ。
一つは、結果を先に決めて、その結果を生むための原因を作ろうとしていること。

またまた、原因と結果の法則が出てきました。

多くの人は、現状=原因として、結果がどうなるかを予測してしまう。

成功者は、結果を先に決めて、どんな原因を作ればその結果を生み出せるかを考えているのです。

多くの人が、こうした考え方をしてしまうのには理由があるのです。

それは、戦後の日本の教育にあります。

小学校の算数の授業を思い出してください。

3+2=□   5+8=□   1+4=□   2+6=□

という計算をたくさんやった記憶があったと思います。

3と2を足したら、何になりますか?

という問題ですから、「=」の左側が原因で、右側が結果ですよね。

つまり、原因から結果を考える。

しかも、正解は一つしかありません。

そんな考え方を繰り返し、繰り返しやってきたのです。やらされてきたのです。

繰り返し、繰り返しやらされてきたので、このような考え方が習慣になってしまっているのです。

一方で、欧米のいくつかの国では、

□+□=5   □+□=8   □+□=6   □+□=10

という計算をたくさんやるのです。

何と何を足したら、5になりますか?

という問題です。

つまり、結果を生むための原因を考えるのです。

この正解は一つではありません。いくつかの正解があります。

そんな考え方を繰り返し、繰り返しやっているのです。

こういう違いがあるのです。

ですから、もし、今までのあなたが、原因(現状)から結果を予測するような考え方をしていたとしても、氣にする必要はありません。悲観する必要はありません。

あなたが受けた教育がそうだっただけですから。

それより、今、あなたは新しい考え方、すなわち、結果を先に決めて、どんな原因を作れば良いのかを考える、ということを知ったのですから、これからはそういう考え方が習慣になるように、繰り返し、繰り返し、反復していただきたいと思います。

と、ここまで読んで、そんな考え方を習慣にするのは難しい、と思った人もいるのではないでしょうか?

そんな方のために、こんな話はいかがでしょうか?

そんなあなたも、実は普段の生活の中で、結果を決めてから原因作りをする、ということをやっているのです。

例えば、あなたが料理をする人だとしたら。

今夜はカレーを作ろうと思って、スーパーに行って、材料を買ってきて、料理をして、カレーが出来て、食べる。

先にカレーを作るという結果を決めて、材料を買うなどの原因を作っていますよね。

何も考えず、何となくスーパーに行って、適当に材料を買ってきて、何も考えずに料理をしていたらカレーができたので、食べた。

なんてことはあり得ないですよね。

例えば、あなたが週末に映画に出掛けたとしましょう。

週末に映画に出掛けようと思って、見たい映画を探して、その映画をやっている劇場・上映時間を調べて、その時間に間に合うようにするには、何時に家を出て、どういうルートで行くかを
調べて、その通りに出掛けて、映画を見る。

ということをやっているのです。

週末に映画に出掛けようと決めたところから始まっているのです。

氣が付いたら、映画館で映画を見ていました、ということはないのです。

ということで、結果を決めてから原因作りをする、という考え方、やり方は、誰にでも出来る(誰もがやっている)ことですので、何の心配もなく、目標達成の場面でもその考え方、やり方をしてくださいね。

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