チャレンジと【受取力】
今日、出先から帰宅する途中で、こんな光景を目にしました。
狭い路地で、小学校に入る前くらいの少女が補助輪を外した自転車に乗る練習をしていたのです。
おじいさんが自転車の後ろに付いていました。
路地から通りに出るところでお母さんが待ち受けていました。
なんだか、自分にも記憶がある風景でした。
あなたにもこんな経験があるのではないでしょうか?
最初は、フラフラ走ったり、転んでしまったり。
それでも、何度もチャレンジしたのではないでしょうか。
練習に付き合ってくれていたお父さんやお母さん、兄弟なども応援してくれていたことと思います。
それと同じように、少女を見守るおじいさんとお母さんは、少女を励まし、ときにはなだめながら、自転車に乗れるように手伝っていました。
この光景を見ていた私は、これとは対象的な出来事を思い出していました。
今までに、
- お勤めしていた会社を辞めて独立しよう
- 将来独立するために副業をはじめよう
というクライアントさんが何人もいらっしゃいました。
そんなときに、多くの場合、クライアントさんご本人の身近な人、親御さんだったり、配偶者だったり、親友だったり、が反対をするのです。
(私自身は会社を辞めるときに、強くは反対されませんでした。)
「身近な人が反対する」というのには、ある意味があるのですが、今回はそのことは横に置いておいて、いずれまたお話することにしますね。
今回、考えてみたいのは、
「なぜ自転車に乗ることは応援したり、手伝ったりするのに、独立しようとすることには反対するのだろうか?」
その違いについてなんです。
「そりゃ、子どもの遊びと大人の仕事は違うでしょ」
とか、
「自転車に乗ることのリスクと独立することのリスクでは比べものにならないほどの違いがあるからだよ」
とか、
そんな風に思われたかもしれませんね。
でも、このように考えるとどうでしょうか?
どちらも、
- 本人にとっては未経験のことにチャレンジする。
- 本人はそのことを達成したいと願っている。
- リスクが伴っている。
- 達成したときにメリットがある。
という共通点があります。
それなのに、一方は応援し、他方は反対する。
この違いは何なのでしょうか?
周りの人、身近な人の反応に違いがあるのはなぜなのでしょうか?
私の中には一つの答えがあります。
もちろん、【受取力】という観点から考えた答えです。
しかし、ここは時間をかけて、あなたにも考えてみて欲しいのです。
これから、あなた自身何かにチャレンジすることがあるかもしれません。
もしくは、あなたの身近で大事な人が何かにチャレンジすることがあるかも
しれません。
そんなときの予行練習にもなりますので、この「反応の違い」がある理由を考えてみてください。
次回、私の中の答えも紹介しますが、できればあなたの答えを他の読者さんにもシェアしたいです。
この「反応の違い」の理由を考えて、私のところにメールをしてきてくださったら嬉しいです。
次回は1週間後(月曜日)の予定です。
それまでじっくり考えてみてください。
このメールマガジンに返信していただければ私に届きます。
チャレンジと反対
前回は、何か新しいことにチャレンジするときの周囲の反応、特に身近な人の反応についてお話しました。
小学校に入る前くらいの子どもが補助輪なしの自転車に乗ろうとするときには、応援し、励ますのに、大人になってから、独立しようとか、副業をはじめようとするときには、反対する。
この違いの理由は一体なんでしょうか?
ということでしたね。
あなたはこの理由を考えてみましたか?
私の中に答えはあります。
しかし、それが唯一正しい答えだということではありません。
1つの意見、見方だと思っていただければと思います。
で、ここで私の答えを書こうかと思ったのですが、なかなか読者さんからのお答えが集まっていないので(;_;)、もう1週延長したいと思います。
メールお待ちしております。
その代わりと言ってはなんですが、
「身近な人が反対する」というのには、ある意味があるのですが、
今回はそのことは横に置いておいて、いずれまたお話することにしますね。
の部分について、先にお話することにします。
あなたが何か新しいことにチャレンジしようとすると、身近な人が反対する、邪魔をするのはなぜか?
その意味することは何なのか?
をお話します。
例を挙げましょう。
例えば、あなたが今日からダイエットをはじめようと決心したとします。
お家に帰ると、なぜかそんな日に限って、お父さんがケーキを買って帰って
来る。
今日からダイエットはじめようと決心していたあなたは、「明日からにしよ」
となってしまう。
ごめんなさい。あなたがそういう人だと言っているのではないですよ^^;
あくまでも1つの例として挙げただけです。
では、別の例を。
例えば、あなたは「留学したい」と思っている学生だったとします。
しかし、両親にそのことを話すと、
- そんなお金はない。
- 日本で勉強したらいいじゃないか。
- おまえに留学なんてムリだ。英語を話せないじゃないか。
- 海外留学だなんて、とっても心配だ。考え直してくれないか。
などと、理由はさまざまだったとしても反対されてしまいます。
なぜ、こんなことになるのでしょうか?
なぜ、身近な人ほど反対するのでしょうか?
それは、あなたを試すために起こっているのです。
あなたがチャレンジしようと決心したことが本氣なのかどうなのかを試すために起こっている現象なのです。
身近な人にちょっと反対されたくらいであきらてしまうのならば、最初からチャレンジしない方がマシです。
チャレンジする以上、その先にはあなたを成長させるための試練が必ずやってきます。
実はその最初の、一番小さな、一番簡単な試練が、身近な人の反対なのです。
この最初の試練を乗り越えられないくらいなら、初めからチャレンジしない方が本当にマシです。
身近な人というのは、多少対立しようが、ケンカになろうが、何度でもコミュニケーションが取れる間柄です。
何度でも話しをすることができますし、何度でもやり直すことができます。
何度もチャレンジし直すことができるということなんです。
それなのに、反対されてあきらめてしまうようでは、
「本当は、それほど真剣に考えていないんでしょ」
と思われてしまいます。
そして、それが事実だったりします。
(ドキッとしちゃいますね)
しかし、その最初の試練を乗り越えることができれば、あなたは1つ成長するのです。
これからのチャレンジの旅に出発する許可が降りたようなものです。
「そこまで本氣で考えていたんだね。」
と合格をもらえたということなのです。
事実、ここまで進むと、今まで反対していた身近な人は、応援する側に廻ってくれます。
それはそれはとても心強い味方になってくれます。
だって、身近な人ですから。
これは、今までにクライアントさんの様子を見てきて、私自身も経験してきて、分かっていることなんです。
ですので、
「身近な人の反対は、チャレンジの旅の最初の試練・関門なんだ。」
と、最初からそのつもりでチャレンジをはじめる、そんな受取力があるとあなたのチャレンジもうまくいくこと間違いなしです。
ご相談、ご意見、ご感想、ご質問、私へのメール、なんでも、このメールマガジンに返信していただければ私に届きます。
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応援と反対の違い
今回は、だいぶ引き伸ばしてしまっているお話をしたいと思います。
間が開いてしまったので、少し振り返ってみましょうね。
何か新しいことにチャレンジするときの周囲の反応、特に身近な人の反応に
ついてお話しました。
例として、
小学校に入る前くらいの子どもが補助輪なしの自転車に乗ろうとするときには、
応援し、励ますのに、
大人になってから、独立しようとか、副業をはじめようとするときには、
反対する。
という2つの事柄を紹介しましたね。
そして、この違い、自転車の場合は応援するのに、独立のときには反対する
という違いの理由は一体なんでしょうか?
ということでしたね。
「身近な人が反対する」ということについては、
「それは最初の試練であり、あなたの本氣度を試している」んです。
ということをお話しました。
では、本題のお話をしましょう。
自転車の練習は応援するのに、独立は反対する。
この違いの理由は?
それは「基準値の違い」です。
「自転車に乗る」ということを考えてみましょう。
たいていの場合、応援してくれる身近な人は、自分自身も自転車に乗ることが
できます。(ときどき乗れない人もいますが)
そして、一部の例外を除いて、ほとんどの人が自転車に乗ることができること
を知っています。
さらに、実際に自転車に乗っている人をたくさん見ています。
だから、応援してくれる身近な人にとって
「自転車は乗れるのが普通」という基準値を持っています。
なので、まだ乗れない人が乗る練習をしていると応援するのです。
「乗れるのが普通」と思っているから応援するのです。
一方、「起業する」ということを考えて見ましょう。
たいていの場合、応援してくれる身近な人は、自分自身が起業をしたことが
ありません(もちろん、起業したことがある人もいるでしょうが)。
そして、起業をした人、起業している人を見たことがほとんどありません。
さらに、起業に失敗したという噂やニュースをたくさん見聞きしています。
だから、応援してくれる身近な人にとって
「起業はうまくいかないのが普通」という基準値を持っています。
なので、これから起業しようとしている人を見ると反対するのです。
「うまくいかないのが普通」と思っているから反対するのです。
身近な人に失敗して欲しくないから反対するのです。
また、自転車の乗り方は知っていても、起業の仕方は知らないというのも
理由として挙げられます。
人間は、知らないものを恐れるという性質があります。
起業の仕方を知らない、起業とはどういうことかを知らない、だから恐れる。
そんな怖いことを大事な人にさせたくない。
だから反対する。
という反応なんですね。
実際、いくつもの会社を起業している人は、誰かが起業しようとすると
その人のことを応援します。
なぜならその人は、自分自身で起業でうまくいかなかったこと、うまくいった
ことを、経験して知っているのです。だから恐れがないのです。
また、自分自身が起業でうまくいっているので、基準値が違うんです。
ということで、「応援する」と「反対する」という反応の違いを引き起こす
理由について考えてみました。
もちろん、これが唯一の理由ではありません。
でも、1つの大きな理由であることには違いありません。
このことをよく知った上で、身近な人の反応を受け取ってみることをオススメ
します。
余談ですが、起業をしてうまくいっている身近な人が反対する場合。
それは経験者から見ての貴重な意見として受け取る価値があるものだという
ことも分かっていた方がよいかもしれませんね。
ご相談、ご意見、ご感想、ご質問、私へのメール、なんでも、
このメールマガジンに返信していただければ私に届きます。
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