5つのボタンと5つのランプ

あなたは、とある実験装置の前に連れてこられました。

そして、こんな説明を受けます。

「この実験装置には、1〜5のボタンとA〜Eのランプがあります。

ボタン1つを押すと、1つのランプが点灯します。

2つ以上のランプは点灯しません。

1つのランプを点灯させるためのボタンは1つしかありません。

つまり、ボタンとランプは完全に1対1で配線されています。

配線は固定です。

ただ、どのボタンとどのランプが対応しているかは分かりません。

課題を差し上げますので、クリアしてください。」と。

与えられた課題は以下のとおりです。

課題:Aのランプを点灯させてください。

このとき、あなただったらどうしますか?

少し考えてみてください。

あなたの答えが用意できたら、続きをお読みください。

同じ課題に取り組んでいる人がいました。

他にも、同じ課題に取り組んでいる人がいました。

その人たちは、次のようなことを言っています。

  1. Aのランプを点灯させるためのボタンがどれだか分からないので、ボタンを押せません。
  2. Aのランプを点灯させるためのボタンがどれだか分からないので、電気配線の勉強をしようと思います。
  3. Aのランプを点灯させるためのボタンは、1番だと思ったので押してみましたが、Aは点灯しませんでした。お手上げです。
  4. Aのランプを点灯させるためのボタンは、2番だと思ったので押してみましたが、Aは点灯しませんでした。この実験装置は壊れています。
  5. Aのランプを点灯させるためのボタンは、3番だと思うので繰り返し押していますが、まだ点灯しません。諦めずに押し続けます。

あなたは、これを聞いてどう思いますか?

どんなアドバイスをしますか?

あなたの答えは?

あなたのアドバイスは、以下のようなものに違いありません。

「Aのランプが点灯するまで、1から5までのボタンを順番に押していけば、いずれAが点灯しますよ。」

と。

教訓

このような単純化した課題ならば、簡単なことです。

しかし、日常生活・人生の中の課題と向き合ったときに同じようにシンプルに考えられるか?

これがとても大切です。

シンプルな問題を複雑に考えないこと。

シンプルなものをシンプルに見て、シンプルに考えること、これが大切です。

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