個人向けコーチング(Hさんの場合)

心理学を応用してチームの売上を2倍にした男

私は以前、NLP™の師匠のアシスタントをしていました。

そのころの師匠のクライアントである、Hさんの事例を紹介します。

Hさんは、コールセンターのスーパーバイザーをしている男性です。

彼が束ねているのは、問い合わせ対応しながら営業をする女子社員チームです。

彼は、チームの一人一人を呼んで面談するときに、NLP™を応用し、売上を増やしたそうです。

どんなことをしたのか伺ってみました。

心理学を応用してチームの売上を2倍にした方法

売れない人に対しては、

「売るという行為に対して、どう思っているか。」

を聞きました。

その時に、

  • 「しつこい」
  • 「押し売り」

といったネガティヴな答えが返ってきたら、リフレーミングで、そのネガティヴな印象を取り除きました。

「セールスは自分が普段から行っていること。

例えば、会社に入るのに面接しますよね。

その時には、会社に自分をセールスしているのですね。

100% 自分が会社に合っているわけではないけれど、自分の良いところをセールスしていますよね。

今扱っている会社の商品も 100% 良いことはないが、良いところをお客様にアピールして買ってもらうことをしていますよね。」

そういうと、

「そういえばそうですね。」

と納得してくれるのです。

納得してもらってから、現実の今の数字を確認し、会社が期待する数字との差をどうするのかを確認します。

自信がある売上を言ってもらう。

「100万円/月はどう?」

と聞く。

「う〜ん。」
「じゃあ、50万円は?」
「それならできます。」
「じゃあ、もう少し上は?」

と上げていく。

これは無理といった数字よりは下だけど、「何とかいけるかも。」と言った数字よりは少し上を設定する。

それを毎日の売上に落とし込み、

「これでいい?」

と聞く。

1日の売上が1万円から 1.5 万円に上がったときにはアンカーを使います。

1万円を超えると褒めてアンカーをかけます。

そして、サブモダリティをチェックします。

「(契約が)取れたね〜、どんなお客さん?
君はどう言ったの?
お客さんはどう言ったの?
どんな感じのお客さん?」

と聞き、最後に冗談交じりでアナウンサーの物まねをして

「今のお気持ちは?」

と聞くのです。

その時の答えも、アンカーになるのです。

そして、なんと1ヵ月で売上が2倍になりました。

好調を貯金する

「たまたまです。」

とか謙遜して言う人には

「いや、実力だよ!」

と言ってアンカーをかけます。

「やったー!」

と言う人には

「やったー!」

バックトラックして、アンカーをかけておき、次に1日の売上が1万円を超えたときに

「やったー!」

と声をかけて、さらにアンカーを入れる。

「これで何日続いた?」
「3日目です。」
「すごいね〜、1万円は楽勝だね。今度は 1.5 万円だね。」
「え〜?!」
「でも、1万円はやったーよね。」

相手の言葉に自分の言葉をアンカーする、事あるごとに

「すごいね〜。」

と言っておく。

そして会議などで

「先月はすごかったね〜。」

と言うと、全員の先月の良かったアンカーが発火する。

その状態で、今月はどうしようと話をする。

みんなが先月達成した状態に戻り、その状態を今に引っ張ってきて頑張る。

表情が変わり、

「先月、1日で5万円取ったときは、・・・・」

といったように、良かった時のことを話し始める。

逆に調子(売上げ)が悪い時には、フォームチェックをします。

「良かった時は、何て言ってたの?」

といった具合に聞くのです。

個人差はあるけれども、それで調子(売上げ)が戻ってきます。


個人向けセミナーの実績

  1. コミュニケーションセミナー
  2. コミュニケーションセミナー(リピーター様向け)
  3. セルフコーチングセミナー
  4. 目標発見セミナー
  5. 目標設定セミナー

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