うまく休みながら生きていく

透析生活を始めた当初の話です。

背中がムズムズして、眠れない夜が続きました。
朝になり、会社に休みの連絡をすると、スッと眠れました。
そして、昼まで眠っていました。

昼間に眠っているから、夜眠れないというのもあったのでしょうが、昼間は背中のムズムズが起きないのでゆっくり眠れるのです。

幸いなことに、それまでに身体の不調で休むことに、自分も会社の人も慣れていたので、休みを取り易かったのが良かったようです。

のちに、このときの私は、うつ状態だったのだろうということに気づきました。
しかし、うつ病にまではならずに済んでいたのです。
病気(障害)がなく身体が丈夫だったら・「こんなことで休んでいられない。」と無理することができていたら、心が耐えきれず、うつ病にまでなってしまっていたかもしれません。

また、体調が悪くても倒れたことがありませんでした。
自分は丈夫なのかな? と思ったこともありました。
でも、よく考えたら、倒れるよりだいぶ前に、休んでいるだけでした。
だから、倒れずに済んでいたのです。
本当は身体は弱かったけれど、ちゃんと休んでいたから問題だと思っていなかっただけなのです。
ということで、身体が丈夫すぎる人は気をつけた方が良いですよ。

木に雪が積もって、重みで枝が折れてしまうことがあります。
柳の木は、枝がしなやかに曲がって、積もった雪が落ちます。
枝がしなやかだから折れないのと同時に、雪を落とすことでその重さからも解放されているのです。

心と身体は両輪です。
どちらもバランス良く休息を取りながら生きていくことが大切です。

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