問題を放置すると…

靴の中に小石が入ってしまって、歩くのに足が痛い
という経験をしたことはありますか?

歩いているときに、
靴の中に小石が入ってしまって、
足が痛い。

イヤですね。

すぐに小石を取り出すことができれば良いですが、
そうもいかないときって、どうしてますか?

指と指の間の、
当たってもそれほど痛くない場所を探して、
そこに小石を移動させてやり過ごす。

そんなことをした覚えが一度や二度はあると思います。

すると、いつしか小石の存在を
忘れてしまっていることもあります。

」「

対症療法

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これって、何かに似ています。

あなたのビジネスにおいて、
ちょっとした問題が発生したとき、
ちょっと気になる改善点を見つけたとき、

その場で、その問題を解決したり、
改善したりすることができれば、
それに越したことはありません。

靴から小石を取り出してしまうように。

しかし、日々の忙しさに追われてしまって、
問題を放置してしまうこともあります。

しばらくは、問題を見て見ぬふり、
ちょっと不便を感じながらでも仕事を続けます。
いつしか、その問題、不便さすら忘れてしまいます。

ところが、
当たってもそれほど痛くない場所にいたはずの
小石が何かの拍子で移動してしまうと、
また足に痛みが戻ってきます。

同じように、ちょっとしたことで、
忘れていた、慣れてしまっていた
問題、不便さが蘇ってくることがあります。

もう一つ、喩え話をしてみましょう。

生きているカエルを熱湯の入った水槽にいれると、
熱さに驚いて、水槽から飛び出します。

しかし、常温の水が入った水槽にカエルを入れて、
本当にゆっくり、ゆっくり熱していくと、
カエルは水温の上昇に気づきません。

ちょっとの温度変化を感じていたとしても、
すぐに慣れてしまうんですね。

それを続けていると、
カエルは飛び出すきっかけをつかめないまま
茹で上がってしまいます。

いきなり大きな問題が降りかかれば、
あなたは、解決するために全力を尽くすかもしれません。
カエルが熱湯に驚いて、水槽から飛び出すように。

しかし、小さな問題が少しずつ少しずつだったら。
もしかしたら、あなたは、問題に対処せずに、
解決を先延ばしにしてしまうかもしれません。
そうしていつしか、その問題に慣れてしまいます。

靴の中の小石は、痛みが戻ってくるだけですし、
最終的には取り出してしまえば、それで済みます。

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根治療法

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しかし、カエルの水槽は、
どんどん温度が上がっていっているのです。

気付いたときには、すでに手遅れになっているのです。
カエルは、気づく前に茹で上がってしまうので、
気づくことはできませんが(汗)。

では、茹で上がってしまう運命にある
カエルを助ける方法はないのでしょうか?

安心してください。救えますよ。

その方法は、

「水槽を叩いて、驚かす」

です。

温度変化が飛び出すきっかけにならなかったので、
他のきっかけとして、水槽を叩いて驚かすことが有効なのです。

これは、水槽の中の要因はきっかけにはならなくて、
外の要因、外からの刺激が必要だということを
教えてくれています。

あなたのビジネスを振り返ってみてください。

本当は、自分のビジネスをどうしたいのか?
本当は、自分のビジネスで何を成し遂げたいのか?
本当は、あなたのビジネスを通して何を手に入れたいのか?

いつのまにか、そんな理想を追いかけることを忘れて、
目の前の出来事に振り回されて、
理想に近づくのを邪魔する小さな問題を
放置してしまってはいませんか?

必要とあらば、私が外からの刺激になりましょう。

でも、水槽の中のカエルは、
「早くしないと、茹で上がっちゃうから、水槽を叩いて」
とは言わないんですよね。

それが、言えるくらいなら、
自ら飛び出すことができるんですよね。

この辺りが、ジレンマでもあります。

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