20代の人からの相談で多いテーマの一つが、仕事、職業に関することである。
最初に言っておくけれど、私は仕事や職業に対して、少し変わった、一般的ではない見方、考え方を持っている。
なので、相談してくる20代には新鮮な刺激を与えることができるようだ。
それは、私が、親御さんや先生などからはなかなか聞くことができない話をするからである。
なぜ、私が少し変わった見方、考え方を持つようになったのかを簡単に紹介する。
私が社会に出た時期は、いわゆるバブルがはじける直前のことだった。
20代のあなたには、バブルという言葉は聞いたことがあったとしても、実態は想像もできないことだろう。
景気が良くて、年々、日に日に、景気が良くなっていくと予感できる状況だった。
みんなが浮かれていた。
だから、この後バブルがはじけることになるのだが。
ま、それは置いておいて。
そんな世の中に居ながら、私個人として、20歳のころに身体を壊し、その持病と長く付き合って生きていくことを余儀なくされた。
周りは好景気、バブルに湧いていた。
世の中の流れに乗っかっていれば、景気が拡大していくのに連れて、自分の人生も拡大していくことが期待できた。
しかし、私自身は、健康上の問題を抱えていたから、世の中の流れに他の人と同じようには乗っかれないことが分かっていた。
他の人と同じように働こうにも、体力面、健康面ではハンデがあるからである。
このような状況から、他の人と同じ土俵で戦うことよりも、他の人とは違うことで戦う、もしくは、戦わずして生き残る道を探すことになった。
こうして、私は他の多くの人と少し変わった見方、考え方を身に付けたのである。
この本を書くことにしたのは、この私の少し変わった見方、考え方が、このご時世悩みを抱える20代のあなたに役に立つと思ったからである。
世の中全体が不景気で、将来に期待を持ちづらい現在、多くの人がしているのと同じことをしていれば、多くの人と一緒に不景気にやられてしまう。
そんな中で、多くの人とは少し変わった見方、考え方で、他の人と違うことをすれば、多くの人とは違った結果が得られるのではないかと考えたからである。
実際、相談に来る20代の人に私の見方、考え方を話すと、「目から鱗が落ちた」と喜んでもらえる。
本当なら、あなたと面と向かってお話しできれば良いのだが、それが叶うまでは、この紙面と動画の中でお話していきましょう。
そして、私の見方、考え方に共感し、もっと深く、広く、現実の生活で活用するために必要とあれば、私に連絡をしてきて欲しい。
直接会って、あなたの状況に合わせたアドバイスができることを楽しみにしている。
それでは、具体的な話は本文で詳しく紹介していくこととする。
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