今回は、仕事の上手な引き受け方(受け取り方)です。
前回は、その仕事で成功したかったら、仕事を頼みやすい人になる
と良いですよ、というお話でした。
今回は、上級編です。
仕事を頼みやすい人になろうとしても、ときによっては他に緊急の
仕事が入っていたり、すでにやるべき事が多くて期待どおりの期限
やクォリティの仕事ができないという場合もありますよね。
そんなときには、どうしたら良いでしょうか?
「忙しいから今はできません(引き受けられません)。」
とはっきり断りますか?
仕事を頼みやすい人になるために、
「はい、やります」
と、とにかく引き受けてしまいますか?
仕事を頼みやすい人になろうと言ってきましたが、
できないことが分かっているのに引き受けてしまって、
結局やっぱりできなかったとしたら、その被害、迷惑度は大きな
ものになってしまいます。
仕事を頼みやすい人どころか、頼めない人になってしまいますよね。
それだったら、最初から引き受けない方がましです。
しかし、この講座を受講しているあなたには、もっと良い方法を
知っておいて欲しいものです。
ここで、「次回までに考えてみてください」としたら、怒られて
しまいそうなので(笑)、今回は最後まで書きますね。
「はい。分かりました。でも、今すぐではなく、後でやります」
といえば良いのです。
この答えは、断っているのとは違います。
今すぐはできないけれど、後でならばできます、やります。
と言っているのです。
このときに、「後で」がいつごろになるのかは言えるようでないと
いけませんけれどね。
この答えをすれば、頼んだ側が、「後で」で良い仕事なのか、
「後で」では困る仕事なのか、を判断します。
」「
今やっていることを話して、「今は〇〇をやっているので、それが終わったらやります。」と答える。
もし頼んだ側が、上司だったら、今やっている〇〇と頼もうとしている仕事の優先順位を判断してくれる。
「それなら、〇〇を後回しにして、こちらを先にやってくれ」
となるかもしれない。
」「
「後で」で良い仕事ならば、頼まれるでしょうし、
「後で」では困る仕事ならば、他に頼むかご自身がやるでしょう。
いずれにしても、あなたからのメッセージや”YES”ですから、
悪い印象を与えることはありませんよね。
細かいところですが、言い方に注意が必要ですよ。
最初に「はい。分かりました。」と相手の要望を受け取るのが
ポイントです。
これがあるのと、ないのとでは、相手が受ける印象は違います。
「今はできないので、後でやります」
と言ってしまうと、伝えている内容はは同じなのですが、
最初に「できない」と否定してしまっているので、
相手に与える印象は「拒絶された」感が残ってしまいますよね。
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