【フィードバック(結果)を次に活かせ!】
前回は、
失敗はない。ただフィードバック(結果)があるだけ。
失敗はないので、何も恐れることはありません。
行動を起こして、望むものであろうと、そうでなかろうと
フィードバック(結果)を出すことに意味があります。
というお話をしました。
そして、クイズを出しましたね。
おさらいしておきましょう。
ある文房具メーカで、新しい接着剤の開発をしているときに、
接着力が弱い接着剤ができてしまいました。
その接着剤を活用した製品とはなんでしょう?
という問題でした。
覚えていましたか?
お答を送ってきてくださった方がいらっしゃいまいした。
ほとんどの方が正解でした。
有名なお話だったのですかね。
中には、ウケ狙いではないのに、「ぷっ」と吹き出してしまった
お答もありました。ご本人の名誉のために、伏せておきますが。
お答を送って来られなかったあなたも、もう一度考えてみてください。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
それでは、正解です。
正解は、付箋紙(Post it)です。
それでは、この接着力が弱い接着剤の開発者が、この接着剤を付箋紙に
活用するきっかけになったエピソードをご紹介しますね。
この開発者は、敬虔なクリスチャンでした。
毎週日曜日には、教会に通っていました。
例の接着剤の活用法を考えに、考え抜いていた時期のこと。
いつものように教会に行きました。
神父さんの講話のときに、神父さんが聖書を開きました。
すると、聖書に挟んであった「しおり」が、ハラハラと床に落ちました。
その光景を見ていた、接着剤の開発者はひらめきました。
あの「しおり」の端に、例の接着剤を塗ったら...。
・「しおり」が落ちることがなくなる。
・貼ってあった紙(聖書)を痛めずに剥がすことができる。
・何度でも、貼ったり、剥がしたりできる。
といことで、付箋紙というアイデアが出来上がりました。
そして、付箋紙の試作品を作ったのですが、
すぐには製品化はされませんでした。
開発者の社内の友達にはとても評判が良かった付箋紙ですが、
社長は製品化に「待った」をかけました。
「こんな製品を使う(買う)人はいない」と。
この状況を打開してくれたのが、開発者の友人の一人です。
その友人は、仕事柄、付箋紙を使うことで自分の仕事が効率的になると
感じていました。
元々のしおりの代わりとして使う以外に、書類に補足としてメモを添付
する際に使うなど、付箋紙を使いこなして、自分の仕事を効率化して
いました。
その友人の役職は、社長秘書。
社長に回す書類に、これでもかっ! というくらいにメモ書きをした
付箋紙を付けました。それも、毎回毎回。
この付箋紙がどれだけ便利なのかを社長に分からせる意味も込めて。
最終的には、社長も根負けをして、付箋紙は製品化されることに
なりました。
今では、事務仕事をしている人なら誰もが、使ったこと、目にしたこと
があるくらい、普及した製品になっていることは、ご存じですよね。
バリエーションもたくさん増えていますし、似たような製品もたくさん売られています。
真似されるということは、それだけ優秀な製品だという証拠ですね。
このように、「接着力が弱い接着剤」という、一見失敗作に思えるもの
でも、活用の道を見つけることで、最終的にはうまくいった
というお話です。
今回のエピソードには、学ぶべきことがいくつか含まれています。
それについても、今後ご紹介していきますね。
ということで、
【今回のまとめ】
一見、失敗と思えることも、実は単なるフィードバック(結果)
でしかない。
それを次に活かすことを考えて、次の行動を起こす。
そうやって成功に近づく。最終的には成功できる。
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