第6章 ツボを刺激する。
マッサージでいうところの、ツボを刺激する、
つまり、「不快」を小さくしたり、「不快」を「快」にしたり、「快」を大きくしたり、
する方法を学びましょう.
ツボを刺激するということは、あなたの指の力がツボにまで届かなければならない
ということです。
コミュニケーションでいうと、あなたの表現がお客様にキチンと伝わらなければ
ならないということです。
ということで、この章では、
どのように表現をすれば、あなたの伝えたいことがお客様に伝わって、
2つの心理的なツボに届くかということを説明します。
ここでまた、コミュニケーションの構造を振り返ってみましょう。
あなたの表現はお客様のフィルタを通って、お客様に届くのです。
ということは、お客様のフィルタが何を通しやすいのかを知り、
それに合わせて表現するということになります。
赤い光は通すけれど、緑色の光は通さないフィルタに、
緑色の光を当てても、それはお客様には見えないのです。
高音は通すけれど、低音は通さないフィルタに、
低い声で話しかけても、それはお客様には聞こえないのです。
縦方向の振動は通すけれど、横方向の振動は通さないフィルタに、
横方向の振動を伝えても、それはお客様には感じられないのです。
お客様のフィルタがどんなものかを知って、
それに合わせた表現をする必要があります。
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