私は、人が大勢集まっている場所(パーティやセミナー会場など)で、
初対面の人に自分から話しかけることができません。
だから、私は自分は「人見知り」なんだと思っていました。
この原因を探ったことがあります。
子どものころの以下の経験が原因ではないか?
というところまでは突き止められました。
私の両親はクリーニング業を営んでいました。
我々家族は、店舗とつながっている自宅に住んでいました。
なので、平日の日中でも、両親は家(店舗兼自宅)にいました。
子どものころの私(まだ幼稚園にも上がっていないころ)は、
親に遊んでもらいたいときや用事があるときには店舗に行っていました。
ところが、両親にしてみれば、仕事中なので、子どもの相手ができないときもあります。
そうすると、「後でね」と言われてしまいます。
子どもの私にはまだ、時間の観念が無かったのでしょう。
「後でね」の意味が分からず、そのときに相手にしてもらえなかったことが、
- 「拒絶された」
と感じたのでしょう。
そして、子ども心に、
- 「自分が話しかけても、相手にされないんだ」
- 「自分が話しかけても、喜ばれないんだ」
- 「自分が話しかけるのは、邪魔になるんだ」
ということを学びました。
もちろん、大いなる勘違いなんですけれどね。
そして、子どもの私は、自分が傷つかないように、
- 「自分からは話しかけないようにしよう」
というルールを作ったのでした。
こんな「人見知り」の私なのに、セミナーの講師をすることがあります。
私がセミナー講師としてセミナー会場にいるとき、
セミナーが始まる前に、初対面の参加者に声を掛けるのは全く平気なのです。
何が違うのだろう? と考えました。
自分がセミナー講師のとき、参加者は
- 私に会いに来ている
- 私に興味はなくても、私が話すことに興味を持って、ここに来ている
ということが分かります。
だから、私は初対面の参加者にでも、自分から声を掛けることができるのだ、
ということが分かりました。
つまり、
- 相手の意識が自分に向いていないとき、自分から話し掛けられない。
- 相手の意識が自分に向いているとき、自分から話し掛けられる。
ということが分かったのです。
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