飼い慣らされた象

今回のテーマは、「思い込み」です。

象の調教

今回の話は、いろんなところで語られているものなので、どこかで読んだことがあるかもしれません。

それほど大切な教訓をもたらしてくれる話なので、ここでも書くことにします。

さて、サーカスの象の話です。

象は、地上で生活する最大の動物です。

ある国では、ブルドーザーやショベルカーのように、働いてくれています。

それほどの力があります。

それほどの大きな体と力強さを持っている象が、小さな杭に鎖で繋がれているのを見たことはないでしょうか?

最近の日本では、サーカスが巡業していることがほとんどないので、見たことない人が多いでしょう。

かく言う私も、テレビでしか見たことがありません。

見たことがなくても、話は続きます...。

なぜ、大きな体で力持ちの象が、ちょっとその気になりさえすれば、簡単に引き抜ける杭に繋ぎ止められているのでしょうか?

それは、子象のときに、大きな杭に鎖で繋いで、絶対に逃げられないような状態にしておいたからなのです。

象は賢い動物なので、何度か逃亡を試してみてムリだと分かると、ムダな抵抗をやめてしまいます。

賢いからこそ、学んでしまうのです。

学んでしまった象は、もはや小さな杭と鎖で繋がれただけで、逃亡できないと決め込んでしまい、逃亡することにチャレンジすることすらしなくなるのです。

そして、大人になり、体が大きくなり、力が付いても変わらず、逃亡することにチャレンジすることをしないのです。

あなたはどうですか?

はい。ここであなた自身について振り返ってみてください。

過去に、チャレンジしたけれどうまくいかなかったことがあったとします。

今はもうとっくに、そんなことは軽くクリアできるほどの経験を積み、実力を身に付けてきています。

それにもかかわらず、改めてチャレンジしてみることすらしていないことってないですか?

象より賢いあなた。

まだチャレンジしたことがないものにすら、過去、他でうまくいかなかった経験を重ね合わせ、

「どうせ、今度もうまくいかないに決まっている。」

と決め込んで、新しいことにチャレンジしなくなっているということはないですか?

賢ければ、賢いほど、過去の記憶に縛られてしまい、新しいチャレンジをしなくなってしまいます。

賢ければ、賢いほど、似たような状況を同一視してしまい、新しいチャレンジをしなくなってしまいます。

そういう傾向があるようです。

ときには、アホになって、新しいことにチャレンジしてみませんか!!

今日の問いかけ

今、あなたがアホになってチャレンジしてみたいことは何ですか?

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