飼いならされたカマス

注意

これから紹介する寓話は、

  • 単なる作り話だ。
  • 実際にこんな実験をした人はいない。
  • 実験をしたとしても、このようにはならない。
  • なんの根拠もない話だ。

などと言われています。

私としては、ことの真偽はどちらでも構いません。

この寓話で、あなたが何かを感じ、今味わっている閉塞感を打開するヒントになれば良いと思うので、紹介します。

野生のカマス

水槽に野生のカマスを1匹入れます。

そこに、餌として小魚を投入します。

すると、カマスは小魚を捕食します。

しばらくその状態で、ときどき小魚を投入します。

水槽を半分に隔てるガラス板を設置

カマスがその環境に慣れてきたころに、水槽を半分に隔てるガラス板を設置します。

そして、片側にカマスがいる状態にして、反対側に餌の小魚を投入します。

当然のように、カマスは小魚を食べようとします。

しかし、水槽を隔てるガラス板にぶち当たるだけで、小魚を食べることができません。

何度か捕食しようとチャレンジしますが、ガラス板にぶち当たるのも痛いし、食べられないしで、いずれ諦めてしまいます。

ガラス板を撤去

カマスが、もはや小魚に反応しなくなったころ、水槽を半分に隔てていたガラス板を撤去します。

するとどうなるか?

カマスは、やはり小魚には反応しません。

小魚が目の前を泳いでいようとも、カマスは反応せず、捕食しようとしません。

「どうせ、またガラス板にぶち当たって痛い思いをするだけで、食べられないんでしょ。」

とでも思っているようです。

カマスに小魚を食べさせるには

さて、この状態に飼いならされてしまったカマスに、小魚を捕食させるにはどうしたら良いでしょう?

答えは、まだ飼いならされていない別の野生のカマスを1匹、水槽に入れるのです。

このカマスは、餌の小魚を投入すれば、当然のように捕食します。

飼いならされたカマスはその様子を見ているうちに、ハタと気づきます。

「あれ? 小魚を食べてるやつがいる。自分にも食べられるのではないか?」

と。

そして、捕食することを再開するのです。

まとめ

さて、あなたは飼いならされたカマスになっていませんか?

もしなっているとしたら、あなたにとっての野生のカマスはどんな人ですか?

自分でその野生のカマスを探して、あなたも飼いならされたカマスから元々のカマスに戻りませんか?

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